本大好き・音楽大好き

図書館と古本屋さんをipodを連れ合いにして歩くのがほぼ日課

一周忌

2006-08-19 18:17:01 | Weblog

今日はジャクソンの一周忌。
   敷地内のお墓を掃除する。
   居なくなったら生きていけないかも・・と
   その死を想像するのも憚るほどの存在だったのに
   私はこうして今も生きている。
   その頃から弱り始めていたホーちゃんに
   手が掛かるようになり、気持ちも向かざるを得なくなり
   ゆっくりとジャクちゃんの死を小分けにして
   心の中に入れることができた。
   ホーちゃんが足手まといっ子になってくれて
   私を救ってくれたのね。
   
   ホーちゃん。
   ジャクちゃんが居なくなって一年。
   「もう、いいかな」と思ったの?
   そうだとしても・・
   どうして一人であの用水路まで行けたのか
   私、今でも納得がいかないよ。
   
   ホーちゃんは人見知りが激しくて
   誰にも懐かなかったから
   誰とも思い出話が出来ないのが辛い。
   ホーちゃんが最後に居た場所をお墓と決めて
   お花を置かせてもらってるんだけど
   毎日ぶちぶちとホーちゃんと話をしてる私を見て
   道行く人が変な顔して通り過ぎる。
   考えてみたら「ホーちゃんエピソード」は
   私しか知らないささやかなことばかりだもんね。
   仕方ないかも。
   
   お墓はジャクちゃんの隣にしてあげたかったんだけど
   痩せててもホーちゃんは大き過ぎて。ごめんね。
   
   ジャクちゃん。
    ホーちゃんのこと、よろしくね。
   
    

 

 


 

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星になったホーちゃん

2006-08-13 01:15:37 | Weblog

 ホーキングが死んでしまった。
 私の所為だ。
 夜中に首輪から抜けて
 ふらふらと、見えぬ眼で聞こえぬ耳で
 いつもの散歩道の途中の側溝に落ちて
 溺れて死んでしまった。
 私の所為だ。
 首輪が緩いのに気付いていたのに
 抜く気力も無いと勝手に決めて
 緩めの方が楽かもしれないと
 高を括ってしまった。
 私の所為だ。

 それなのに、ホーちゃんは
 散歩道の一番見つけ易いところに
 背中を見せて、ひっそりと浮いて
  「ボクはここだよ」と教えてくれた。

 行方不明のままだと、私の心が
 自責の重圧に負けてしまうと
 思いやってくれたんだよね。 
 ありがとう。ホーちゃん。

 3本足だなんて誰にも気付かせなかった
 若い頃の疾風のように疾走する姿も
 ヨロヨロと後ろ足を引きずりながらの
 老いた勝負師の踏ん張り姿も
 カッコ良かったよ。ホーちゃん。

 3本足の疾走はリハビリ中の人たちに
 刺激と励ましを。
 老いてからの姿は、現状に妥協しない
 しぶとさやひたむきさで、出会う人に
 よく声を掛けてもらったよね。

 大変だったね。ホーちゃん。
 この17年、幸せだったと思っても良いかな。
 
     赤いバンダナのホーちゃん。
            さよなら。
 

 

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