息子へ。
観るならあなたと二人で観たいと思った。
ディズニーランドのマイケルの映画、二人で何十回も観たあの日のように、
二人でわくわく気分でマイケルに会いたかった。
時は過ぎて現実を見ると、それは叶わないとするなら、
やはり一人でマイケルとお別れしなければと映画館へ。
いや~
余計な感傷もわずかな戸惑いも吹っ飛んでしまった。
追悼感なんてとんでもない。
疲労気味の心身が丸ごと撹拌されて生き返った。
息子へ。
やっぱりあなたも観てよ。
マイケルを共に語れるのはあなたしかいないよ。
ホーキングも居なくなって、ジャクソンも居なくなって、
あなたと共有出来る最後の「思いの砦」が
マイケルのような気がしていたから、
Kちゃんからあなたが「観ない」と聞いて、
細い絆も断ち切られたようで「チクリ」と胸が痛んだ
いや「ズキリ」かな。
最後に定番の殺し文句。
《親孝行したいときには親は無し》