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本日6限では、1年生で「ちがいのちがい」の学習をしました。
①〜⑤のケースについて、それぞれ
「あってもいいちがい」か
「あってはいけないちがい」か
「どちらともいえない」
この3つのどれになるかを、まず個人で考えます。
その際、選んだ理由も書き添えます。
次に、班になり、お互いの考えを交流します。
班を解いて、各班から代表者の生徒が出てきて、クラス全体に対して、班で考えたことを発表します。
それをもとに、再度、自分の考えを練り直します。
私が横についていたある班では、
⑤について、全員が「あってもいいちがい」としていました。
理由は、守山さんと村田さんは、車いすに乗っているか乗っていないというちがい→ちがいは人それぞれにあるから、「あってもいいちがい」だ。
そこで、私は4人に問いました。
「車いすに乗っているか乗っていないは、たしかにちがいだね。では、電車に乗れないことについては、あってもいいのか、あかんのか。これについては、みんなどう思う?」
質問の意味をわかった子は、うなづいて、自分の考えに書き加えをしていました。
平成28年4月に施行された障害者差別解消法では、障害があることで、当事者が不当な扱いを受けることがないように、「合理的配慮」を社会に対して求めています。
⑤のケースは、じつは、この基準に照らすと、法律に反しています。
今日の学習は、法律の話にまで触れていませんが、生徒は、いつも思いますが、柔軟です。
感覚で納得できればいいのです。学習の積み重ねは。やがて意識に変わっていくのです。
意識が変われば、行動が変わります。
中学生のこころは柔らかい。頼もしく感じます。
これが、おとなだと、なかなか考え方を変えない人もいます。
ささいな学習ですが、大切な学習を、いま子どもたちは行なっています。