箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

生徒の気持ちを受けとめて

2017年12月01日 14時41分53秒 | 教育・子育てあれこれ

今日は、「少年を守る日」統一活動日でした。

三中の校門には、更生保護女性会、青少年を守る会、副議長、健康福祉部、教育委員会、教育委員さんたちが、分かれて立ってくださいました。

また、三中風紀委員の生徒たちも加わりました。

また、PTA地区委員さん、三中教職員も三中近辺の8箇所の交差点に立ち、登校指導を行いました。

登校してくる生徒たちに、「おはようございます」のかけ声をかけると、多くの子が笑顔で「おはようございます」と返してくれます。

8:30には、ほぼすべての生徒が学校に入ります。ひと昔前の中学は、定刻に遅れて入ってくる生徒がかなりいて、けっこうたいへんでした。

その意味で、教職員にとっての登校指導は難しさが減ってきています。

ただ、登校してくる生徒一人ひとりの心情、気持ちはどんなものかを考える必要はあります。


楽しい、ただ楽しいだけの子

家での親子げんかの気持ちを引きずってくる子

友だちとうまくいっておらず、不安な気持ちの子

学校に行きたくないけど、今日はとにかく行こうといっぱいいっぱいの気持ちで登校してくる子

学習や受験のことで悩んでいる子

「おはようございます」の言葉の裏に、生徒はみんなさまざまな気持ち・心情を抱いて学校にやってきます。ひたすら人との出会いを求めて。


そのような期待、希望、喜び、憂い、悲しみ、怒り、不安などを、学校ですべて受けいれ、「引き受けたよ」励ましていくのが三中の教職員であるべきです。

これが、生徒指導の本道であると言えるでしょう。

校則違反を取り締まる、非行・問題行動に対応するのは、生徒指導の一側面です。

教職員がすべて引き受けるつもりでも、至らなくて、子どもの気持ちとすれ違い、がっかりさせるようなかかわりになる場合もあるかもしれません。

そうならないように、生徒指導の本道をいく教職員の力を磨いていきたいです。











コメントを投稿