箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

七夕の思い出

2022年07月07日 07時09分00秒 | 教育・子育てあれこれ
今でこそ、夜空が少し白いモヤがかかり、夜空の星が見えにくくはなりましたが、わたしの家からは今でもたくさんの星を見ることができます。

子どもの頃は、まさしく満天の星を見ることができました。

七夕が近づくと、家の竹やぶから笹を切ってきて、色紙で作った星や網飾りをつけ、願いごとを記した短冊を吊るしました。

「いつまでも家族が元気でいられますように」。

夜には、庭に出て、ネオンなどに遮られることなく、空いっぱいに広がり、輝く星の中から天の川をさがしました。

両親の横で、「笹の葉さらさら・・・」と歌ったりしました。
 

子ども心に至福の時を過ごしたことを思い出します。

今は父は亡き人となり、母は車いすの生活をするようになりました。

七夕が終わると、七夕飾りのついた笹は家の前に流すというのが流儀でした。

今も、家の前に川は流れています。星も見えます。

子どもの頃の経験は、今もわたしのなかで楽しかった思い出として息づいているのです。

昔からの伝統行事はなくさないで、続く限り続けたほうがいいと思います。

情操や情感を育むという意味で大切な体験になると思うのです。