箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

わかりやすい授業とは

2022年07月13日 07時45分00秒 | 教育・子育てあれこれ
児童生徒にとって、必要となる授業が「わかりやすい授業」であるというのは、いつの時代でも同じだと思います。

では、このわかりやすい授業について、教員と児童生徒の間で共通理解がなされているでしょうか。

授業者がひたすら話し続け、児童生徒がうなずき、疑問を感じることなく、納得して授業が終わる。

それがわかりやすい授業でしょうか。

授業の本質は、児童生徒のもつ「問い」です。

「なんで」「どうして」「本当なの」と感じることから問いが生まれます。

その問いから課題ができ、その課題を解決していく中で、理解が深まる。

それがわかりやすい授業であるというのは、今の授業では当たり前になっています。

中学校でなら、教科担当の教師はその教科のプロです。

生徒に考えさせたい問いが生まれ、生徒が自分で考えを深めることができる。

そのためにどんな発問を入れ込むことができるか。

そして、自分ごととして、課題を解決するために、いかにクラスメートとつながり、考えを深めていくか。

そのような授業が必要不可欠な時代です。