箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

親から友だちへシフトチェンジ

2020年09月06日 05時16分00秒 | 教育・子育てあれこれ


子どもが中学生になると、人間関係で、何を重要視するかが変化してくことが多いものです。

親との関係に今までずっとたよってきた子だったのが、友だちとの関係をいちばん大事にするようになります。

それは、子どもが思春期に入っていることの現れです。

いままで、学校のことをいろいろと話してくれたのに、あまり話さなくなったりします。

親からすれば、さみしく思うことが増えてきます。

この時期の子どもの特徴は、好みや趣味などがあう子と新しい人間関係を築こうとします。

親が知らない友だち関係をもっている場合も多いものです。

「いいえ、わが子の友だちは、あの子とあの子とあの子・・・で、○人いるのよ」と言い切れるお母さんは、子どもの交友関係に踏み込みすぎていると言えるかもしれません。

思春期の子は、子どもが親の知らない「世界」をもっているのが普通です。

中学生は、みんなと力をあわせて目標を達成する活動とか「これをやりたい」という生徒が集まって、それぞれを認め合う活動など、部活動に取り組むことでも、成長を期待できます。

ですから、友だちとの交流を大切にして、親子関係より、友だち関係がうまくいっていることに喜べばいい。

そんな時期が思春期です。