
早いもので、今日は2学期の期末テスト1日目を迎えました。
この時期、発熱で体調を崩している生徒も少しいますが、どの生徒も真剣に答案に向かっています。
定期考査は、中学生の学習にとっては、やはり大きなものです。
何十年も教職に就いていますが、定期考査の意味は、中学生にとってはやはり大きなものです。
たしかに、定期考査は高校入試への準備という役割もあります。
しかし。一定期間学習に向かってきて、それを復習してテストに臨む。このことで身につく学力は、大人になったときの知識や生活していくための力になります。

さて、3年の美術のテストでは、色鉛筆を持参することになっていました。
色鉛筆もですが、私は小さいとき、親から24色のクレヨンを買ってもらいました。
とても嬉しかったのを覚えています。
私の子どもの頃からある24色のクレヨン。
それを見て、これは赤いから変だとか、これは黄色いから値打ちがない。
クレヨンを見て、こんなふうには、誰も感じないです。
人間も同じです。
この人とはちがう、あの人ともちがう。
その子、その子の特性があります。その特性の強い子もいれば、そうでない子もいます。
「わたし」という色であるからこそ、価値があるのです。
それなのに、「ぼくはスポーツができないからダメなんだ」
「わたしってなにをしてもムダ」
というように、自分の値打ちを抑えこんでしまうと、せっかくのあなたの魅力が見えなくなってしまうよ。
このように、三中の子に伝えたい。
あなたの人格や価値観、考えかたは、この地球(ほし)の上に70億色あるクレヨンの中のたった一色という、かけがえのない存在です。
自分を信じて、本音を表に出してみよう。その感情が、あなたの世界をカタチづくり、その積み重ねが、あなたを幸せに導くんだよ。
このように、三中の子に伝えていきたいです。