


2年生は、本日、職場体験の2日目です。
体験先は箕面市内がほとんどですが、池田市、豊中市。遠方では伊丹市、大阪市内などの職場へ出かけています。
さて、職場体験は、三中が生徒を校外へ送り出している「学習」です。
したがって、学習には当然ながら、生徒の活動に対する「評価」がついてきます。
その評価は、通知表にある1〜5という数字に表すものではありません。
その評価は、他者からの場合は、「声」です。
「しっかりとあいさつができたね」とか「お客さんが喜んでいたよ」、「明日からもきてほしいぐらいだよ」という声です。
こんな職場の人からの声を、もしもらえた生徒がいたならば、どれほどうれしく、満足感・達成感を得るでしょうか。
教職員も、たんに「よかった」という生徒への声かけだけでは不十分な場合があります。
それは、とくに自分に自信がもてない子の場合です。
本人は、何がよかったのか、自分では腑に落ちていません。
「あなたは、今まで友だち関係が苦手な学校での生活だったね。
でも、今回の職場体験では、知らない人が、あなたの職場での行動で喜んでくれたと聞いたよ。
あなたのやったことで、喜んでくれた人がいたと聞いて、私までうれしくなったよ」
ここまで、教師からの解釈を添えると、生徒は何がよかったのかが、腑に落ちるのです。
それは、次の学校生活にもつながり、学校での子どもの変化(成長)として、現れます。
また、こういう会話は、家庭でも親御さんもできます。
(もちろん、こういった解釈をおとなが添えなくても、自分だけで理解できる子は、必要ないです。)
職場体験の学びと学校生活の過ごし方は、けっして別ものではありません。
他者からの適切な「評価」が、職場体験の効果を引き出します。