イヤなことを我慢して続けるのはムダであり、好きなことに集中してとりくむべきである。
このような考え方も一つです。
しかし、イヤなことやムダと思えることを、いつかどこかでつながっていくと考え、自分の栄養にしていくのも賢明な生き方ではないでしょうか。
イヤなこと、苦手なことを我慢して続けるのは、精神的にもよくないし、その人の人生にとって得ることが少ない時間と考えがちです。
でも、私が経験を通して考えるところでは、若いうちはムダが栄養になります。イヤなことから逃げずに続けることが、挫折を乗り越える力になります。
イヤなことから逃げれば、その人は将来も生き方も、イヤなことからつねに逃げるようになります。
この世の中、イヤなことから逃げる人がいます。もっともらしい理由をつけて。
社会全体が効率を重視しがちで、学校でも教員の働き方改革が進められています。
しかし、こと教職に関しては、目には見えにくい救育活動の特質がもっと社会から理解された上で、働き方改革を進めていくべきでしょう。
概して、三中の子は我慢強い子が多いと、私自身は感じていますが、若いうちはムダと思えることでも、それが自分の栄養になると思い、味方につけ取り組んでほしいと思います。