

「先生は、いつまでも必要」
これはバレリーナの森下洋子さんの言葉です。
ある程度技術をきわめれば、もう先生はいらないのか。
彼女は、ノーと言います。
バレエは、人間の身体で舞台空間に美を造形します。
だから、常に筋肉の変化や衰えを先生にみてもらわなければならないそうです。
稽古場の鏡に写すだけでは、自分を矯正することはできないのです。
先生が意欲をもって注意するのと同じくらい、自らも人一倍努力しなければならない。
芸術の進歩のために、先生はいつまでも必要なのです。
こう語っておられます。
以上の話は、「師匠と弟子」の関係での先生の必要性ですが、学校、とくに中学校での先生は、べつの意味で、生徒にとって必要です。
三中の1年生のなかには、生徒相談やその他の機会で、本音で話せる先生に出会えました、と感じている子がいます。
また、ほんとうに生徒思いの先生に出会うことができた、と言ってくれる生徒がいます。
自分のことを気にしてくれる先生がいる、とも言う生徒もいます。
頼りにできる先生がいることは、中学生にとって大きいことです。
やはり、先生って生徒にとって必要なのです。