箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

届いた沖縄の風

2017年06月12日 14時28分37秒 | 教育・子育てあれこれ




修学旅行2日目の体験学習で作った琉球ガラスのコップが、早くも今日、三中に届きました。

コースの生徒を昼休みに呼び、お渡ししました。

コップの中には、沖縄の風と修学旅行の思い出が詰まっているかのようです。

お家の人も、ご覧ください。

大切に愛用してください。

分かちあうことを家庭で

2017年06月12日 08時59分27秒 | 教育・子育てあれこれ


3年生の修学旅行では、民泊にも満足できた生徒が多かったようです。

生徒たちには、民泊退村式で、私から締めくくりとして、次の言葉をいっておきました。

「人ににしてあげたは、すぐ忘れなさい。しかし、人にしてもらったことは、生涯忘れるな」

民家さんは、三中生のためにじつによくやってくださいました。



ところで、みなさんのご家庭では・・・

家族が分かちあう習慣や心をもっていれば、子どもは与えることの喜びや価値を、生活のなかで学んでいきます。

中学生になる頃には、家族、大人への感謝の気持ちをもつようになります。


学校では・・・

テストに備え、放課後、先生が生徒の勉強をみました。

帰るときには、「先生、遅くまで教えてくれてありがとう」。

こんなとき、教師をやっている喜びや幸福感を感じます。

かかわった生徒が、卒業していくとき、「先生、3年間ありがとう」。

今までの苦労が報われる思いがします。



他者に与えることの大切さを子どもは学んでくれたのです。

相手からの見返りを望まず、愛情のしるしとして、相手に与えることのできる人。

わが子には、そのような人になってほしいと、親は願います。

時間や労力を惜しまず、人を助けるような人間に育ってくれれば。

親なら、こう願います。なかなか簡単なことではありませんが。

しかし、心の豊かさがあれば、分かちあう喜びで人生を送るのも、社会に貢献することもできます。

そして、その後には、人から受けた恩を忘れない人になってほしいと、私たちは望むのです。