今日は「ライン祭り」
ラインのアプリを入れているスマホとタブレットの2台が、朝から賑やかに鳴っている。
「まるでライン祭り」と言ったのは夫で、10名近くいる友だちの誕生日に、それぞれが「お誕生日おめでとう」のメッセージをラインで送り合う為「ライン、ライン」と鳴って、まるでお祭りのような賑わいになる。
それで今日は、友人の一人が誕生日だったのでライン祭りの日。
ライン祭りが始まったのはもうかなり昔になるが、最初は戸惑いがあった。
年に10回もある誕生日に、どんなメッセージを送ったらいいのだろうといつも悩んでいた。
この文は前の人に書いたし、これは去年も同じことを書いたから使えない、、、など悩みは尽きない。
結局悩んだ割には、毎回変わり映えしない、当たり障りのないメッセージを送ってしまい、そのような事が負担にもなっていた。
もうやめようかなと思っていたのだが、ある時からまったく負担に感じることもなく、むしろライン祭りが楽しみに変わった出来事があった。
それは自分の誕生日にもらったたくさんのメッセージを読んだ時。
それらを読んでいるうちに嬉しさがじわじわと湧き上がり、さらにこの歳になっても誕生日を祝ってくれる友だちがいることに対して、ありがたいなあという気持ちが湧き上がってきた。
忙しい中でもこうしてお祝いを送ってくれる友人たちに何かお礼がしたいと思った時、自分も心からのお祝いのメッセージを送ろうと思った。
自分がお祝いされてこんなに嬉しいのだから、友人たちにも嬉しいと思ってもらえるようなメッセージを送りたい。
それからはあまり何を書こうかと悩むことはなくなり、自然体でおめでとうメッセージを書けるようになった。
できれば、みんなに笑ってもらえるようにジョークを入れたりして、それでみんなの反応が良いとヤッターと思う。
また出てこない時は、無理せず型通りのメッセージを送ることもある。
コロナでしばらく会っていない友人たちの顔を思い浮かべながらメッセージを書くのは、平凡な日々の中で小さな楽しみになっている。
そして脳の活性化にも役立っているかもしれない。
同級生の友人たちは、今年の三月中には62歳になる。
みんな元気で、これから先もライン祭りが続くように願っている。