ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

ノスタルジックな町

2016-10-03 16:21:02 | 旅行
先日は久しぶりに小樽へ遊びに行ってきました。

小樽は高速道路を使えば札幌から1時間足らずで着くので、お手軽なドライブコースになっています。

小樽は札幌では今や見ることができなくなった古き時代の建物が残っていて、小樽の街を歩くとノスタルジックな気分に浸れます。

というわけで、今回の小樽観光のテーマは「小樽 ノスタルジーな旅」なんちゃって・・・



こちらは今も開業している歯医者さん。

小樽にはこのような石造りの建物が数多く見られますが、じつはこれ、内部が木で組み立てられた木骨石造りという工法だそうです。

夏は涼しく冬は暖かいので倉庫として、明治20年ごろから小樽は建てられるようになったそうです。
また工期も短く、工費も安く抑えられたのだとか。

こちらは有名な小樽運河。
運河沿いに木骨石造りの建物が並んでいます。


昔の倉庫が今はレストランになっていますね。


運河と港を巡るクルーズ船もあるようです。

クルーズ船は乗りませんでしたが、別のものに乗ってきました。

それがこちらです↓


屋台船です~

決しておしゃれとは言えない屋台船ですが、ガイドさん付きの約40分間の小樽港周遊は勉強になることが多く、なかなか楽しかったです。


これは一見するとなんの変哲もない防波堤に見えますが、なんと日本で初めてのコンクリート製の外洋防波堤です。

こちらを作ったのは16歳で札幌農学校へ入学し、のちに大土木学者と言われた土佐出身の広井勇博士。

海に面した部分のブロックが斜めになっていますが、これはブロックを71度34分に傾斜させ、そのまま並置する「斜塊ブロック」という独特な工法だそうです。

外洋の波の力を独自に計算して工法を編み出す、広井勇博士の独創性と技術の真価が発揮された築港でした。

こうして明治41年(1908年)に幅7.3m,水深14.4m,全長1,289mの北防波堤が完成し、100年の荒波に耐えて今も当時のまま使われています。

ところで、この防波堤を作っている最中、北海道に大型の台風が上陸したことがあったそうです。

この時、広井博士はなんとピストルを持って防波堤を見守っていたのだとか・・・

もしも防波堤が崩れるようなことがあれば、そこで責任を取って自害するつもりだったそうです。
なんというのか、まるで武士のようですね・・・

この日本初のコンクリート製防波堤の完成によって、近代日本の港湾の整備が進んだというのですから、大変価値のある防波堤だということです。

ほかにもレトロなカフェで、美味しくて、590円という超お得なランチも頂いてきたのですが、せっかくのおいしいランチが私の写真が下手すぎて美味しそうに撮れなかった為、ここに載せるのは止めておきます。
(お店の人に美味しそうに撮ってくださいね!と言われ、はいはい、まかせてと返事をしてしまった手前、あの写真は載せるわけにはいきません。。涙)

というわけで、最後にもう一枚


今は廃線になった鉄道の線路です。

散歩するにはもってこいな場所です。







この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ローカルな話題 | トップ | 自然とともに »
最新の画像もっと見る

旅行」カテゴリの最新記事