ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

幸せな一日

2018-12-26 16:29:00 | 日記
年の瀬になり、新しいお札を頂きに相馬神社と氏神様へ行ってきた。

神社へ行こうと決めてから、ずっと心が弾んでいた。

特に相馬神社へ行けることが嬉しくて仕方がなかった。

なぜこんなにも相馬神社に心惹かれるのか分からないが、相馬神社へ行けると思っただけで嬉しくなる。

雪の無い時であれば自分で運転して行くのだが、冬は自信がないので夫に連れて行ってもらわなければならなかった。

11月からずっと「いつ神社へ行く?」と聞いていたのだが、そのたびに夫から「まだ早い」と言われていた。

それでも待ちきれず週末になると「いつ行く?」と聞き「まだ」と断られ、またしつこく「いつ行くの?」と聞いていた。

しかし、やっと行けることになった!

子供の頃、両親に遊園地に連れて行ってもらうことを約束して、今か今かと楽しみに待ち続け、ついに行くことになった時も嬉しかったが、あの時に勝るとも劣らないほどの嬉しさかもしれない。

さて、やっと神社へ行くことになり玄関を出たら、ちょうど犬を散歩中の女性が家の前を通りかかる所だった。

鍵を閉めて振り返った時に、女性の連れていた犬と目があった。

目があった途端、犬は(喜んで?)私の方に駆け寄ろうとした。

飼い主さんは慌ててリードを引いて犬を止めたのだが、犬好きの私の方が止まらなかった。

(ワンちゃんをさわりたーい!!)

飼い主さんに「触ってもいいですか?」と目で合図を送ると、飼い主さんは犬を私のそばまで連れてきてくれた。

小型犬だったのだが、はしゃぎすぎてハチャメチャになりながら、しゃがんだ私の膝に乗って来た。
それがもう可愛くて可愛くて・・・

神社には行けるし、ワンコとも遊べるしで、今日はなんていい日なのだろうと思った。

しばし私がワンコと遊んでいる間、にこにこと見守って下さった飼い主さんとすでにエンジンをかけた車の中で待っていてくれた夫にお礼を言った。

さて、念願かなって着いた相馬神社は、すでに何人かの方が急こう配の参道を登って行くところだった。

この日は、雪が固くて道が滑る状態だったので、みなさん参道の脇に張られたロープにつかまりながらゆっくりと登っていた。

ちなみに参道は徒歩で登る坂道の他に、車で登れる道もある。

路面が滑りそうな時は、そちらを利用された方がよいと思う。


相馬神社のご神木。樹齢300年以上経った栗の木だそう。



実は、ここは先日あったスプレー缶爆発現場から近い。

あのような凄まじい爆発だったにもかかわらず死者が一人も出なかったことに感謝をし、また生かされていることに感謝をした。

ところで参拝を終えて、なんとなく神社の雰囲気が変わっているような気がした。

今までここに来て毎回感じていたのは、人を寄せ付けないような厳しさだったが、今回感じたのは優しさだった。
厳しさもあるが、前よりもずっと優しさがある。
なぜなのだろう。気のせい?

参拝の後、新しいお札を頂くために社務所に行った。

社務所のベルを鳴らして入って行くと、奥の部屋から真っ先に小さな男の子が飛び出して来た。

神社関係者のお子さんだと思うが、大きな目がキラキラして、笑顔がとても可愛らしい。

年は1歳くらいだろうか。

その子を見て、あっと思った。

11月に見た夢に出て来た小さな男の子。

とても可愛い子だったのに、どうしても顔だけが思い出せなかった。

そういえば、こんな顔をした男の子だったと思い出した。

目の前でにこにこしている男の子の顔を見ているだけで、こちらまで笑顔になる。

ずっと見ていたいくらいの可愛らしさだったが、バイバイと手を振る男の子に見送られて社務所をあとにした。

幼子も動物も、どうしてこんなに人を笑顔にするのだろう。

さて帰り道、今度はつるつるに滑る参道を降りて行かなければならない。

もらったばかりのお札は汚さないように、生まれたての赤ちゃんや大切な動物を抱いているような気持ちになりながら、両手でしっかりと胸に抱いて降りて来た。

幸せな一日だった。






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