日帰りで富良野へ行ってきた。
そろそろラベンダーも終盤だが、とてもきれいだった。
写真の場所は、ラベンダー畑で有名な「ファーム富田」
平日にも関わらず、多くの人で賑わっていたが、今はそのほとんどが海外からの観光客。
多くはアジア系の方だが、日本人より外国人の方が多いほどで、あちこちから韓国語や中国語が聞こえてきて、園内のお土産店も飲食店も混んでいるし、ラベンダー色のアイスクリームを販売している店の前にも長い行列ができていた。
行列に並んで買ったアイスクリームを食べながら、ツレと話をした。
「ほとんどが外国人だね」
「そうだなぁ、でも外国から観光客が来ないと、こういう観光施設はやっていけないんじゃないか?」とツレが言った。
たしかに、ここから外国人観光客がいなくなった事を想像してみたら、園内は、がらがらに空いているだろうと思う。
見学する側からすれば、その方が良いのだけど、お店のことを考えると、それでは経営が成り立たなくなるのかもしれない。
それにしても円安だからなのか、久しぶりに行った富良野は、これまでにないくらい外国からの観光客が多かった。
この後、富良野のとある町でお昼ご飯を食べようと、小さな食堂に入ったのだけど、いきなり英語で話しかけられて驚いた。
話しかけてきたのは、日本人の店員さん。
返す言葉に詰まっていたら「あ、日本人のお客さんね」と言われて、日本語での応対をしてもらったのだが、席についてから英語で話しかけられた意味がわかった。
そこは、とにかく外国人観光客が多い店だった。(もしかすると、海外のガイドブックに紹介されているのかも?)
入ってくるお客さんの半数以上が外国人観光客で、日本人の店員さんは皆カタコトの英語で接客していた。
こんな小さな町の小さな食堂でも、外国人観光客がいることにちょっとびっくりだったが、やはり外国人観光客が来てくれることで、ずいぶん助かっているのかもしれない。
「外国から観光に来てくれるのは、ありがたいことだね」と話していたが、良いことばかりではないらしい。
オーバーツーリズム(観光公害)と言うそうで、京都でも問題になっていたが、函館では観光客が多すぎて、市民の足である市電が大混雑しているのだとか。
外国人の団体客が市電になだれ込み、身動きができないほど混雑して、後方に押し込められた人が、降りられない事態になったこともあるそうだ。
「降りまーす、通してくださーい」と声を張りあげても、周囲に日本語が通じず、運転士さんが気づいて後方の扉を開けてくれたため、やっと降りることができたとか。
また立ち入り禁止の場所に入るというマナー違反も問題になっているそうだ。
外国からたくさん観光に来て欲しいけど、来過ぎるのもまた問題というので、なかなか難しい問題だと思う。
とはいえ北海道を観光するなら、個人的には今が一番よい季節ではないかと思う。
富良野では、ラベンダー以外にも美しい景色をみてきました。
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まるで黄色の絨毯のような菜の花畑。
新富良野プリンスホテルのニングルテラス。