ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

災害に備えて

2019-09-03 15:56:21 | 日記

今日は、P太郎の命日。P太郎がいなくなって、ちょうど一年が経った。

あれから早一年。あっという間の一年だった。

P太郎の死は本当に悲しい出来事だったが、そんな悲しみも忘れるような大きな災害・東部胆振地震が起こったのも、また一年前の9月6日のことだった。

かつて経験したことのないような揺れとそのあとに起こったブラックアウトは、「いつか災害がくるかもしれない」と思っていても、どこか現実味を感じず呑気に構えていた私(たち)に大きな衝撃を与えた。

揺れが収まって、食器や家具、家電製品が散乱する家の中を呆然と眺めながら、P太郎がいなくて本当に良かったと思っていた。

あのような状況の中では、臆病なP太郎のことだから生きていられなかったかもしれない。

「P太郎を怖い目に遭わせないように、神さまがすこし早く連れて行ってくれたんだ」と、長男が私をなぐさめるつもりで言ってくれたのだが、その通りだなと思ったものだった。

それにしても、家財道具に多少の被害はあったものの、命を失くされた方々や、まだ仮設住宅で暮らしている方たちのことを思えば、この程度で済んだのは本当にありがたいことだと思う。

被害を受けた町では、いまだに傾いたままの家が残されていて、あらためて自然の力の怖さを思い知らされる。

ところで今回の災害で、もっとも不便だったのは、やはりブラックアウトによる停電が続いたことだろうか。

信号機も消えたため、長女の通っている作業所は休みになったが、仕事に行かなければならない夫は、公共交通がストップしたため、自家用車で出勤した。

夫によると、街の通りは、お互いにゆずりあいをしながらゆっくりと車を走らせていたそうだが、それでも事故がいつも以上に多かったそうだ。

一方、家庭生活では、冷蔵庫の電源が切れた為、中に入っている食料品を消費するのに必死だった。

スーパーでは食品があっという間に品薄になったというのに、私は冷蔵庫の中の食材をひとつも無駄にしたくない一心で料理を作りまくり、その結果、いつもよりずっと豪華な食卓になった。

「食料、買い過ぎじゃない?」といつも家族に言われていたが、やはり食品の備蓄はしておくべきと再認識したことだった。

ろうそくやランタンの灯りで食べた夕食は、生涯忘れられない思い出になったが、気分が落ち込みそうになる災害時で、いつも通りの食事ができたということは、大きな安心につながった。

今回はガスが使えたことが良かった。オール電化の方は調理ができず困ったという話をされていたので、やはりカセットコンロは準備しておいた方がいいのではないかと思う。

それにしても、家庭生活で不便なのは、電気もさることながら水道が止まることではないだろうか。

水が出ないのは、本当に困る。

その最たることはトイレであり、トイレの水をどうやって確保するかということが大問題だと思う。(簡易トイレも必要かも・・・)

日頃からお風呂の水は、すぐに抜かずにためておくのがいいのだろうが、今回は、水道が止まった時のことを考えて、給水用のポリタンクを新たに購入した。

もともと一つは持っていたのだが、それだけでは災害時にとても足りないので、大きいサイズを二つ買い足した。

果たしてこれで足りるとは思えないが、飲料水は取りあえず6日分くらいを買い置きしてある。(1日3リットル×家族の人数×3日分だが、北海道は支援物資がくるのが遅くなるので7日分あった方がよいそう)

今は、地震だけではなく水害でも大きな被害が出ているが、災害はけっして他人事ではないということを肝に銘じて、いま一度災害に備えなければと思っている。

とりあえず乾電池とスリッパが足りなかったので買ってきます・・・


 


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