勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

中国の得意技。

2014年03月18日 | 時事
「中国でニコンD600販売中止」の見出しでデジタル一眼レフカメラ「D600」で撮影した画像に、黒点が写り込む問題があるとして、中国全土で販売を中止する措置をとったと報じられていたが、中国お得意の外資たたきの的になってしまったようですねぇ。外国製品にいちゃもんを付けて国民の支持を仰ぎつつ自国企業の権益を守る中国共産党の悪い面がこうやって時々現れる。市場原理を無視するやり方にはうんざりですな・・・

今回の「ニコンD600」は昨年10月に新製品が出たために生産はしていないので既に出荷済み48000台の内、売れ残っている物を対象に回収し始めている。よって、どれだけ業績に響くかは解りませんがこのD600を含むレンズ交換式デジタルカメラは昨年実績で全世界に向けて年間700万台近く売り上げていろ事を踏まえると、たいしたことないのではと個人的には思っていますが・・・
また、今回ニコンは点検・清掃・部品交換など懸命にアフターに尽くしていますので、自動車のリコールにしても同じことですが「お客様にご迷惑をかける事を良しとしない姿勢」が日本製の信用となり、高い技術力と合わせて「日本製カメラが世界シェアのほとんどを占める」結果の源になっている訳です。テレビ番組で外国ロケをするシーンや洋画の中などに出てくる首からカメラをぶら下げている人を見ると、ほとんどキヤノンやニコン・ソニー等のカメラであることに気付かされますね

このクレームで中国中央テレビが「ニコンのデジタルカメラには欠陥がある」と批判する特別番組を放送したようですが、一時的に中国国内でニコン人気が落ちたとしても“メーカーとしてやるべき事をやる”姿勢を崩さなければ、きっと顧客は戻ってくるでしょう・・・

それでもまだ、日本企業にケチ付けたいなら日本製を買わなくてよろしい

ニコンの株主の一人として・・・「中国に売らなくてよろしい



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