勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

この言い方には違和感。

2014年03月20日 | 時事
ブルボンは製造した「缶入りの長期保存ビスケット」の3品種で、容器の密閉不足が見つかったとして、合計約228万個を自主回収する、と発表しました。
私の会社ではブルボンのこの商品の取り扱いがありますので昨日自主回収の連絡が来ておりました。そして今回の自主回収におけるブルボン側の告知の表現に違和感を覚えました。(ブルボンHPにて確認できます)

この度、弊社商品の一部に缶の巻き締めが不完全で、密閉性の検査不良品が出荷された可能性があり、内容物のビスケット商品の一部(プチダイジェスティブビスケット)に酸化しているものが認められました。ただちに重大な健康被害はありませんが、対象商品を自主回収させていただくことにいたしました。

とまぁ、こういった文章が入っておりますがこの「ただちに重大な健康被害はありませんが」という表現はいかがなものでしょう。自主回収自体は企業イメージも上がりますし評価できると思うのですが、この文章表現には“嫌なイメージ”がある方も多いのではないでしょうか・・・
そう、3年前の原発事故の時ですね。当時、管内閣の官房長官を務めていた枝野幸男氏がテレビで全国民に連呼しておりました言葉・・・
「ただちに健康被害はありません」

詭弁ともとれるこの言葉に「健康被害はないんだぁ」とだまされそうになった方がたくさんいいた事を思い出しましたよ

今回の回収要因では、密封ができておらず酸化(腐りかけている)商品が見つかっているわけで「ただちに重大な健康被害はありません」という表現が適切かどうかは微妙ではないですかな?日本語というものは難しく、幾通りもの言い回しってものがあります。取りようによっては誤解される場合も多々ありますので使い方には充分な注意が必要ですね。

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