metch Happy days

クリスチャンで、韓国で神学を学んでいるめっちの毎日の成長をつづるブログ

ウンジオンニ

2009-06-05 09:01:20 | 韓国ライフ
ウンジさんというおねえさんがいる。
といっても年は一つしか変わらないので、まーほとんど友達に近いのですが。
はじめてあった時には、私のほうが上かなと思うくらい、若く見えました。
カワイイ釜山出身の女性です。

こないだリバイバルミッションがインチョンであったときに、近くのバス停から
ソウル駅に行くバスがあるということで、一緒に帰ろうと言って、二人で
会場を出ました。

ところが、ウンジさんの記憶ミスで、待っていたバス停にお望みのバスは来ず、
目の前で乗るべきバスが行ってしまった…。

正しいバス停に改めて行き、待ったのだけれどバスが来ない。
すでに11時になってしまっていたので、やばいかなーと思ってましたが、一応
ソウル市内に行くのが来たのでそれに乗りました。

一緒に帰る道々、いろいろと話すことができました。
釜山からソウルに出てきて住んでいる家のことや、ビジョンのことなど。

ウンジさんとは、あるドキュメンタリー監督の祈祷会で出会いました。
その監督さんは、私たち夫婦とも仲良く、また、預言的な働きというか、
今の時代を把握して神様のご計画を悟ろうとする祈りの働きとあわせて、
映像による宣教などもされている素晴らしい方です。

ウンジさんがなぜその祈祷会にくるようになったのかを私は知りませんでした。
もともと、ウンジさんも、私の夫も通っている教会が会場になって祈り会が
もたれていたので、それだけの理由でつながったのかなーと思ってましたが、
違いました。

ウンジさんには数年前までおねえさんがいました。
CCCというキリスト教団体の幹事として働いておられたそのおねえさんは、
日本を愛し、日本にもたびたび行き、働きをされていたそうです。
しかし、ある日、腰が痛いなどのさまざまな体調不良を訴えられ、病院に行って
みたところ、肺結核と診断されました。
そして治療の甲斐なく、熱が高くなったある日、ウイルスが肺を攻撃し、穴だらけ
になった肺に膿が溜まり呼吸ができなくなり、あっという間に亡くなったそうです。

かつて、ウンジさんの家から日本宣教に働く人が出るというふうに、祈りの人が
話したそうです。そのときは誰もが、ウンジさんのお姉さんがその祈りの答えと
信じて疑わなかったそうです。

お姉さんが亡くなり、ウンジさんが事情がありソウルに上ってきたところ、監督
さんの祈祷会に偶然出くわし、参加してみたところ、だんだんと監督さんが
日本への愛と重荷を口にし始め、あれよあれよといううちに、こうなってきて
しまったのよぉ オホホホ というかんじでウンジさんが話してくれました。

監督さんの祈祷会は最初は日本宣教とか日本への愛ということとはそんなに
関係がありませんでした。私が参加し始めた時だけでも、そこそこでしたが、
今は中心の働きが日本に焦点を合わせていると言っても過言ではありません。

ウンジさんの話を聞いて、おねえさんを失った悲しみも心に迫りました。
私も姉がいますけど、小さいころから、無意識に年をとっても長く一緒に
いられる存在と勝手に信じきっています。まさか、先に死ぬとか思ったことも
ありません。

兄弟を失うということを考えただけでも胸が痛いです。

ウンジさんはめっちゃめちゃ明るい釜山ガールですがそんな心の悲しさを
乗り越えていたんだと思うと、なんか深さを感じてしまいました。

生きてるだけでうれしいというのが兄弟や姉妹であると言っても良いです。
生きてるだけでうれしいというのが、家族ですね…。

最近ノムヒョン元大統領も自殺しましたけど、自分で死ぬとか、本当に
ちょっと考えて欲しいです。
世論はものすごい燃えていますけど、韓国の儒教の精神によるものなのか
死んだ人は聖人扱いって雰囲気もあります。
死者や、国の統治者に対する礼儀を守るのはいいですが、汚職や、嘘などが
明らかになっても死ねば聖人のようなのは、どうだろうか?
そして逆に現職大統領へのバッシングの火種になっています。

心痛いことですけど、現職大統領を選んだのも国民ですから、死者を聖人に
するよりも、今の人に頑張ってもらうようにするしかないんじゃないでしょうか。

国のリーダーだった人が自殺をするというのは、この国の子供たち全員に対して
とても悪い影響だと思います。。

生きてるだけでいい、感謝と思ってくれる人がいる以上、それを力にして
最善を尽くして励んでいけるのではと思います。それが生きてる間には
聞こえる声として聞けないことが多く、死んでから惜しまれて、愛されて
追慕されると言う形になりがちなのですが、聞こえようと聞こえまいと、
大統領であろうと誰であろうと、すべての人は大切ないのちを保持している
人なのですから…今日も勇気を出して生きましょう!

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (こめんと)
2009-06-05 17:15:27
生きていて消息があることが、どれほどありがたいことかな。
どのような、金銀よりもありがたいね。

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こめんとさん (metch)
2009-06-05 19:18:09
消息お知らせしまふ。^^
昨日王様にも電話したよぉぉ
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ソウル行きバス (yamadaajyoshi)
2009-06-06 19:33:06
二人のためにソウル行きのバスを主が送ってくださったんですね。
良かったですね。
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yamadaajoshi sama (metch)
2009-06-06 23:57:50
本当に助かりました。11時にインチョンに取り残されて、どうしようかと思いました。でも結局、カンナムからタクシーに乗る羽目になりました・・・^^;
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