アドレス変更の連絡をしたら、色々な方から、安否のお返事が返ってきました。
中でもびっくりしたのが、昔地域で日本語を教えるボランティアをしていた方からのメッセージでした。
本当に久しぶりの連絡だったのですが、その方はボランティアの会でも一番私と親しく、親切にしてくださった印象深い方でした。
その後、ご主人が私の通う教会でやっていた韓国語教室に通っていたというつながりまで分かり、距離が縮まりました。その頃私はぜんぜん韓国語に興味がなかったのですが。。。
その後韓国に行くことになり、そのことをこのご夫婦に連絡していたかもわからないままに、今回アドレス変更のメールを差し上げてみました。
すると、大変なことになっていました。
ご主人が一年前に脳梗塞で倒れ、今では車椅子生活、体の障害と失語の障害があることを教えてくださいました。
奥様は以前から明るい楽しい性格の方だったのですが、それはまったく変わることなく、愉快にそれを報告してくださったのですが、心中どれほど大変で辛く心配な毎日を過ごされたかを想像しました。
そして、その脳のことなのですが、ご主人は、言語をつかさどる部分の脳が、脳梗塞の結果ダメージを受けてしまい、日本語を話すことが出来ないそうなのですが、記憶をつかさどる脳の部分は大丈夫で、発話は韓国語でなさるということを奥様が書いて送ってこられたのです・・・。
といっても、それも完全ではないし、語学以外の「思い出」的な記憶も、ここ10年~20年くらいの「最近」にあたる記憶部分は忘れてしまい、「古い」記憶が残っているとおっしゃっているので、韓国語もおそらく勉強されたほどには発話が難しいのかもしれません。
ご主人はソウルの語学学院にも何度も短期で留学されたし、お仕事の関係で韓国には滞在、出張何度もされたようでした。プサンの大学で語学を勉強されたこともあったようですし…
しかし、こんな脳の不測の事態が起きるとき、私たちの「言語」としてのことばではなく、おそらく12歳以降に「記憶」として習得したことばが役に立つこともあるんですね。
日本語というキーしかなければ、話したいことをどのように声にして発すればいいのかが分からないところを、ご主人は「記憶」エリアに存在していた韓国語で話しているということなのでしょうか。
本当にびっくりしました。
奥様の明るい姿勢にも感服でした。
人生の逆境にも立ち向かえる肯定的エネルギーが感じられる方です。
で、次に帰国したら、多分5年ぶり以上になるかと思いますが、韓国語の素敵な歌のCDでも持ってお訪ねする事を約束しました。
ご夫婦にとってはほんとに大変なことだったと思いますが、
また会えるその日も、楽しみです。
中でもびっくりしたのが、昔地域で日本語を教えるボランティアをしていた方からのメッセージでした。
本当に久しぶりの連絡だったのですが、その方はボランティアの会でも一番私と親しく、親切にしてくださった印象深い方でした。
その後、ご主人が私の通う教会でやっていた韓国語教室に通っていたというつながりまで分かり、距離が縮まりました。その頃私はぜんぜん韓国語に興味がなかったのですが。。。
その後韓国に行くことになり、そのことをこのご夫婦に連絡していたかもわからないままに、今回アドレス変更のメールを差し上げてみました。
すると、大変なことになっていました。
ご主人が一年前に脳梗塞で倒れ、今では車椅子生活、体の障害と失語の障害があることを教えてくださいました。
奥様は以前から明るい楽しい性格の方だったのですが、それはまったく変わることなく、愉快にそれを報告してくださったのですが、心中どれほど大変で辛く心配な毎日を過ごされたかを想像しました。
そして、その脳のことなのですが、ご主人は、言語をつかさどる部分の脳が、脳梗塞の結果ダメージを受けてしまい、日本語を話すことが出来ないそうなのですが、記憶をつかさどる脳の部分は大丈夫で、発話は韓国語でなさるということを奥様が書いて送ってこられたのです・・・。
といっても、それも完全ではないし、語学以外の「思い出」的な記憶も、ここ10年~20年くらいの「最近」にあたる記憶部分は忘れてしまい、「古い」記憶が残っているとおっしゃっているので、韓国語もおそらく勉強されたほどには発話が難しいのかもしれません。
ご主人はソウルの語学学院にも何度も短期で留学されたし、お仕事の関係で韓国には滞在、出張何度もされたようでした。プサンの大学で語学を勉強されたこともあったようですし…
しかし、こんな脳の不測の事態が起きるとき、私たちの「言語」としてのことばではなく、おそらく12歳以降に「記憶」として習得したことばが役に立つこともあるんですね。
日本語というキーしかなければ、話したいことをどのように声にして発すればいいのかが分からないところを、ご主人は「記憶」エリアに存在していた韓国語で話しているということなのでしょうか。
本当にびっくりしました。
奥様の明るい姿勢にも感服でした。
人生の逆境にも立ち向かえる肯定的エネルギーが感じられる方です。
で、次に帰国したら、多分5年ぶり以上になるかと思いますが、韓国語の素敵な歌のCDでも持ってお訪ねする事を約束しました。
ご夫婦にとってはほんとに大変なことだったと思いますが、
また会えるその日も、楽しみです。