くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

ミイラの作り方

2020-02-18 13:22:45 | 美術館・博物館

日曜日、ミイラ展に出掛けた。科博は未来の科学者ちびっ子でいつも混んでいる。日経新聞によると昨日、埼玉県坂戸市在住の学生さんで40万人を突破したらしい。

科博はたいてい撮影OKかのだけれど、今回は撮影すべてNG。なので、メモメモ。

ミイラには人が作った人工ミイラと、自然にできてしまったミイラがあるそうだ。

今回、1番に感動したのは、学者ミイラ。自分の意志で、学術的探求心からミイラになった人。本草学者とあるだけで、名前は記されていなかった。でも、後世に機会があったら掘り起こしてと残し、子孫が掘り起こしてしたら、見事ミイラになっていたというもの。気合とド根性以外の何物でもない。

説明書きに直前に大量に「柿の種」を食べていたとあって、「柿の種(お煎餅の)なんか食べてたの?」と思ったけれど、柿の種子を食べていたのだね。柿の種子に含まれるタンニンが防腐剤の役割をしたのだとか。それで、皮膚も赤褐色に変色していた。

数珠を持ち正座をしてうつむいている姿。すごい。

ミイラの作り方もメモしてきた。

死後2、3日の後、ミイラ職人の工房に遺体が送られる。職人はアヌビス神の格好をして作業をする。

脇腹から内蔵を取り出して4つのカノポスという壷に内蔵を納められる。人型の壷には肝臓、ヒヒ型の壷には肺、犬型の壷には胃、ハヤブサ型の壷には腸を入れる。心臓は死んだ後の審判で使うので残しておく。

鼻の穴から脳を取り出す。(痛そう)

洗ってナトロン(炭酸みたいな粉)をまぶして乾燥、洗ってナトロンまぶして乾燥を2回繰り返したら、包帯で足先からぐるぐる巻にして出来上がり。出来上がりまで70日。


一人じゃなかったらわたしもこんな風に写真撮りたかった。











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