くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

父の手紙

2013-05-12 18:17:11 | 日記
今日は午後からわたしの実家へ行った。わたしの家から電車を二回乗り換え小一時間で着く。車だと40分程度だが、ずっと電車で通っている。
月に二、三回、請求書を作ったり、給与計算をしたりしに行く。請求書や給与計算といっても大した数ではないので、お昼前後に行き、お昼を食べさせてもらってから、ちゃちゃっと仕事をしてあとは両親とお茶を飲みながらおしゃべりをして帰ってくる。
今日、給与の計算をしていたら、父が母に内緒だと言いながら折りたたんだ五千円札とチラシの裏に書いたメモをよこした。
「誕生日おめでとう。何もできないが、自分の好きな物を買ってください。
お父さんの気持ち」と書いてあった。決してきれいな字ではない。字も間違えている。何度要らないといっても、いいから、いいからと。受け取ったら、満足そうに頷いた。昨日47歳になったわたしは、いつまでも父の娘なのだ。あと、何年、父と一緒にいられるのだろう。


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