丸の内の本店ビルの植栽にグラウンドカバーとして使われていたグレコマ。
ビルの解体に伴い、植栽は全て撤去対象だったため、自前のシャベルを持ち込み少しだけ保護してきたもの。
生き物なのに撤去という言葉を使われて、ある日重機が入って今まで四季折々に美しい花々をつけていた中低木をなぎ倒していくのを見て、せめてグレコマだけでも助けようとシンドラーの気分に。
黙って採ってきたので、盗んできたともいう。管理していたのは自分なんだけれど、所有者は会社だからやっぱり泥棒してきた。
まだ寒いから葉っぱの数は少ないけれど、ちゃんと根付いたようだ。春になって、わっさわさのグレコマに育ちますように。お堀のそば、丸の内育ちから埼玉育ち、都落ちのグレコマ。