くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

オタンコナース Aちゃんより

2016-03-23 00:50:45 | 病気の友達
早めに友達の顔を見に行くことを強く勧めてくれたオタンコナースのAちゃんに、今日見舞いに行ったことを報告した。

会えて、話もできたけれど、黄疸も浮腫みもひどくて、あと何回会えるかわからない、本当に可哀想だと。

Aちゃんは。

「可哀想かもしれませんが、お友達は頑張っています。生きることと死を受け入れるために。
どーか、お友達との最後が可哀想で終わらないように。あと、どのくらいの時間が残されているかわかりませんが、お友達との時間を大切にしてください。」

と返信が。

死を受け入れるために頑張っているっていう友達にわたしはどうしてあげたらいいんだろう。わからないよ。

気の利いた言葉も言えなくて、今は泣くことしかできない。わたしはダメだ。

病気の友達のお姉さん

2016-03-22 23:18:43 | 病気の友達
6時を回り、個室へ移ってから毎日仕事帰りに顔を出すという友達のお姉さんがやってきた。

挨拶をしてもう帰ると言うと、お姉さんも一緒に病室を出てきてくれて談話ルームで小一時間ほど話をした。

3月5日に吐いて個室へ移る時に、あと一週間と言われたそう。でも、悪いところで安定して、二週間以上頑張ってくれていると。

お姉さんは大学病院の事務をしているので、今月来月と大忙しで仕事はたまり放題なのだが、妹を放っておくわけにもいかず。

でも、余命が一週間と言われたので毎日どうにか顔を出しているけれど、それが二週間、三週間となると、自分の生活もあるし、疲れも溜まってくる。お姉さんは疲れている。

妹は可哀想だけれどこれがずっとは続くわけではないと思って頑張っている様子。

何より義理の弟が最低男なので、その分面倒を見てやらなくちゃと頑張っているのだと思う。

出来ることだけをしてあげる、出来ることしかできないと割り切り、踏ん張っている。



病気の友達

2016-03-22 19:44:05 | 病気の友達
J大学病院は、職場からなら20分もあれば着くのだけれど、自分の都合ばかりを優先させてなかなか足を運ばなかった。

一人で見舞う勇気がなくて、共通の友人としか来なかったけれど、看護師の友人から会いに行くなら早く行った方がいいと言われて、渋々。

病気の、寂しがり屋の友達が来て来てと言うのに、嫌々行った。

この間よりもまた一段と顔が小さくなり、腕は細くて肩幅も狭くなっていた。

1月の大雪から食べられず、ずっと点滴。喉が渇いて口に含む氷も、点滴も水分は全部足に回ってしまうのか浮腫みがひどい。

こんな毎日はもう嫌だよ、早く死にたいと何度も繰り返し言われた。変なこと言ってごめんねと弱々しい声で謝られた。

返す言葉が見つからなくて。泣くのを我慢するのが精一杯。何もしてあげられない。


病気の友達

2016-03-16 17:56:53 | 病気の友達
病気の友達が大部屋から個室へ移った。

歩けなくなってしまって、もうお手洗いも自分で行けない。

黄疸もひどい。

この間見舞いへ行った時は治療ができないなら、家に戻って訪問看護を受けながらホスピスへ通うという話をしていたのだけれど、お家に帰ることもできなくなってしまった。

もう死んじゃうのかな。

そんなの嫌だ。

病気の友人の猫が死んだ

2016-03-01 07:27:00 | 病気の友達
土曜日に見舞いに行った時、家に残した飼い猫の具合が悪いと言っていたけれど。

日曜日に死んでしまったそうだ。昨日も1日病室で泣いていたという。

子供のいない友人は、野良猫だったその猫を子供のように世話をして可愛がってきた。きれいな猫だった。好きだった旅行も猫が1人で留守番になるからとやめた。病気がいろいろ見つかって、家でお薬飲ませて注射して。お金もたくさん使った。

猫はKちゃんに拾ってもらって、とっても幸せだったよ。これは寿命。Kちゃんのせいじゃない。

わたしは泣いてばかりのKちゃんの免疫力が下がらないか心配。Kちゃんだって1ヶ月以上、食事が摂れないくらい弱っている。死んでしまうかもしれない病気なのだから。