名大柔道部ログ

名古屋大学柔道部のブログです。
日々の練習や出来事を記録していきます。

柔道の出てくる漫画の紹介

2020年04月05日 22時47分28秒 | 部員日記

割り込み失礼します。西です。

世間はコロナの話題で持ちきりですね。部活もなかったので三月中は石川に帰って家族みんなで過ごすことができました。こんなに長い期間家族で過ごすことはもう一生ないかもしれません。

家族といえば僕の妹が受験だという話を前回のブログで書きましたが妹は晴れて新潟に行ったようです。妹は中学時代、県大会で優勝して全国出場、北信越2位でまあまあすごいです。高校ではあまり本格的にはやってないようですが2段はとっているようなので、ぜひ新潟大学柔道部様は勧誘してあげてください。やる気はないようですが下手したら入るかもしれません。

受験といえば新入生のみなさん!改めて合格おめでとうございます!コロナの影響で例年の説明会等の延期•中止でわからないことが沢山あると思います。名大柔道部のTwitterでも質問箱でも質問してくださいね!

 


はい!本題に入りたいと思います。本題は柔道(の出てくる)漫画の紹介です!

なんでこんなことを急にしたくなったかというと、ひとつは新歓も兼ねて柔道のイメージの向上ですね。柔道をまったく知らない人にとって柔道ってどんなイメージなんでしょう。僕は物心ついたときから柔道をしているので、そのへんの感覚がよくわかりません。ですが僕の想像だと、いいイメージでいうと礼儀正しい、ごつい、強い、忍耐がある。悪いイメージだとダサい、地味、古臭い、坊主頭、こわい、痛そう、きつそう、スタイルが悪くなりそう、(格闘技としてみると、もしくは喧嘩などを想定したとして)空手とかの打撃系の方が強そうなどがあるんじゃないかと思います。勿論、全部があってるわけでも間違ってるわけでもないし結局、個人によるという話になるのですが僕が紹介する漫画を読めば今より柔道に対するイメージはいいものになるかなと思います。

そんでもう一つは単純に布教ですね。コロナの影響で授業も部活もないので暇だったり、普段よりも余裕があったりする人が多いと思います。紹介する漫画、特に柔道がメインじゃないけど柔道が出てくる漫画の方は特におすすめなので見て欲しいです。特に一つは高専柔道が出てくるので七帝柔道関係者にはぜひとも見てほしいです。

 

 

それではまずは柔道メインの漫画から紹介します。柔道経験者の方は知っているものばかりだと思うので飛ばしてもらって構いません。

まず「帯をギュッとね!」河合克敏先生 全30巻完結

 

 

昇段審査(黒帯のとるための試合と試験)で出会った5人の中学生がたまたま同じ高校に入学したが、なんと柔道部がなかった!そこで主人公、粉川巧たちは柔道部をつくるところから始め、全国大会を目指していく。


これは僕が初めて読んだ柔道漫画です。ギャグを多く交えながらテンポよく進んでいき、女子マネージャーがおり(というか一人は主人公の彼女)、中盤からは女子部員も入り、柔道という題材を非常に爽やかに描いています。とは言ってもただ楽しくまったりしているだけではありません。強豪校との実力差からチームに亀裂が走り、打倒のために厳しくツラい練習にするのか、諦めて普通の練習でいくのかと喧嘩する場面など真剣で熱い場面もしっかりあります。男子女子ともに初心者から始める部員も出てきます。どうしても過去の作品であるためルール、階級等いまとは異なる点もありますが絵柄も少年漫画らしく読みやすくおすすめです。部室にはないですが実家にあるので貸します。

 

 

 

次に「柔道部物語」 小林まこと先生 全11巻完結

 

 

主人公、三五十五は中学では吹奏楽部に入っていたが高校に入学しなんとなく柔道に興味をもつ。柔道は楽しく、先輩はとても優しく、柔道部は人気でモテて合コンがたくさんだという言葉につられ仮入部する。しかし、待っていたのは「セッキョー」と呼ばれる地獄のしごきだった。

柔道漫画といえば「柔道部物語」といってもいいと思います。こちらはギャグはあるもののゴリゴリのスポ根です。「帯をギュッとね!」と比べると、もともとそこそこの強豪の柔道部があり、主人公が初心者というのが大きな特徴です。先輩との最後の試合はめっちゃ熱いし、先輩が引退後に道場に来るシーンは泣きそうになります。主人公はまたしても彼女持ちです。正直、柔道の悪いイメージの部分が多々出ているかと思いますがフィクションとして面白いし、今の時代にこんなところはほとんどないだろうし、名大柔道部はもちろんこんなことないです。名大柔道部は1年生から髪型は自由です。これは部室においてあります。今は「女子柔道部物語」も連載しています。

 

 

 

それから「もういっぽん!」 村岡ユウ先生 連載中 既刊6巻

 

 

決して強いわけではなく、一本勝ちの快感を求めて柔道を続けていた園田未知。中学最後の試合で「ここで気持ちよく一本勝ちして柔道はやめる!」と意気込んだものの相手は氷浦永遠という強敵で絞め技で失神して一本負けしてしまう。高校では柔道をやめて華やかな女子高生らしい生活を送ろうと思っていた未知だったが、永遠と再会したうえに一本勝ちの快感を思い出して......。

女子高生×何らかの趣味や競技っていう漫画はブームを作りますよね。筋トレなら「ダンベル何キロ持てる?」だしキャンプなら「ゆるキャン△」です。それが柔道ならこの漫画かなって思います。連載中な上に僕もまだ最新話まで追いついてないんですけど面白いです。もちろん試合に負けて悔しがったり「次こそ勝つぞ!」って頑張ったりするんですが一番に「柔道を楽しもう!」ってことを大事にしてるように感じます。主人公の友達の剣道部の子が可愛いです。アニメ化して柔道ブーム起こしてほしいです。

 

 

 

最後に「七帝柔道記」増田俊也先生 一丸先生 全6巻完結

 


勉強でなく柔道にばかり打ち込んでいた主人公、増田俊也は地元の名古屋大学の練習会に参加してあまりの寝技の強さに驚き、自らも七帝柔道がやりたいと思う。二浪の末に北海道大学に入学したが、北大柔道部は選手の小型化と部員不足により七帝戦で連続最下位を続けていた。部員たちは「練習量がすべてを決定する柔道」を信じて練習量を限界まで増やしていく。

原作の小説を読んで僕は七帝柔道の存在を知りました。そして漫画の方も高校、浪人時に読んで僕もきっと七帝柔道をするんだとやる気を出していました。そして念願かなって名大柔道部に入ることができました。ギャグ要素や面白い日常部分も描かれていますがやはりメインはとんでもない練習と熱い試合、人間関係だと思います。とにかく練習量がえげつないです。よくも悪くも今の七帝柔道でここまでやっている大学はないでしょう。同じ練習だったら僕は絶対卒業できません。ところで、当時の北大は部員不足といっても今より断然人数が多いですね。このくらい部員がほしいなー。コロナのせいで一般入試の新入生は顔も見れていませんが新勧頑張らないといけませんね。こちらも部室に全巻あります。

 

 

 


他にも女子柔道を描いてアニメにまでなった「YAWARA!」みたいな有名だけど読んでない作品や知らない作品が沢山あったのでこの休み中にでも読みたいなと思っています。他におすすめの柔道漫画があったらコメントで教えてください。

想像以上に長くなってしまったので柔道がメインじゃないけど柔道の出てくる漫画はまたブログを分けて書こうと思います。本当に書きたいのはこっちです。だって柔道漫画が柔道をよく書くのは当たり前だし、柔道経験者は柔道漫画は知ってるものばっかりだろうし、柔道に興味がない人に興味を持ってもらいたいのに柔道に興味がない人は柔道漫画読んでくれなさそうだからです。そんなこといったら柔道に興味がなかったら名大柔道部のブログ読まないだろって話になりますが......。まあ続きも見てくれると嬉しいです。

 

 

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (西本)
2020-04-06 16:30:32
先ずは…
西さんの妹さん、進学おめでとうございます
折角の門出がこのご時世ですが、素敵な学生生活を💕

コロナ怖いですねぇ…特に関東圏の部員さんはどうしておられるのでしょうか…
婆は今日は実父の大学病院の受診日で…特に悪い病気は見つかりませんでしたが、肺が…💦
というわけで、知らないうちに感染してて高齢の家族にうつす…は避けたいのもです💦💦


さて…
さすが新歓係

私はこの中では『七帝柔道記』しか知りませんが…
まぁ、あれは昭和時代のお話ですから…当時は…
でもバブルあたりの世の中浮かれてた頃の話ですから(こんな青春時代を送っていた若者もいたんだなぁ…)って(主人公は私の4つ年上)感激しました

今、アマゾンで見たら『帯をぎギュッとね』は中古のセットで2千円弱くらいで買えそうなので…
自分への誕生日プレゼントに買っちゃおうかな
ただ…婆はマンガ読むの苦手で、めっちゃ読むのが遅いんです
絵から読み取る部分もあるのが…字ばっかの小説の方がラクな気がするくらい
30巻だと読み終わるのにどれくらいかかるだろう…😅でもチャレンジするなら、外出自粛の今かな🤔
Unknown (西本)
2020-04-06 18:27:36
ハイ✋『七帝柔道記』を読むまではほとんど柔道について知らなかった人です✋

それまでの柔道のイメージはですね…確かに(痛そう…💦)というのはありました😓

でもそれよりも…
オリンピックとかで見てて…
七帝柔道記に『寝技には立技のような僥倖はないんじゃ。』ってありますけど…
一瞬で勝敗が逆転するみたいな…あれが(切ないなぁ)と。

なので、柔道は見ていて面白いとかカッコイイとかいうより“切ない競技”でしたね。

七帝柔道は寝技中心の柔道という事もありますけど、団体戦というところにとても魅力を感じています。
試合が進んでいく中で…対戦相手が決まって…チームが勝つために、自分は何を求められていて何ができるのか…etc.
それに向かっていく選手の皆さんの姿、感動します😌

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