ONKYO Integra M-931NⅡ/40その2
パワートランジスタをチェックすると異常がなかったので修理することにしました。錆のある所は耐水ペーパーで磨き艶消し黒で塗装しました。トランジスタは概ね大丈夫でしたのでそのまま使用し、電解コンデンサーは主電源以外は全部交換、調整用VRも交換、ハンダの修正をして終了、アイドリングは60mAに設定し、DCバランスを調整して終了。
しかしなんでスピーカー保護のヒューズが切れていたのかは不明です。
整備後
残留雑音 L=0.03mV R=0.15mV(AC電源コードが近いのでちょっと多い)
周波数特性 L,R=5-250KHz -1db (1W)
出力 20W×2
取り外してチェックしたら大丈夫でした。これトランジスタの方にシリコングリスが付いていませんでした。忘れたんでしょうかね。
ヒートシンクを外したところ
修理中 ワイヤラッピングなので面倒です。integra 931はコネクタ方式だったのでメンテナンスしやすかった。
放熱器を取り付け
こちらも終了 調整は2.2K-VRでアイドリング調整、4.7K-VRでDCバランス調整です。なんか昔作成したクリスキットP35を思い出します。
交換部品
前 サイズはW130×H138×D355mm 4.2kg 出力20W×2となっていますが実際はもっと出るようです。電源スイッチに特徴がありOFFから電源ON(スピーカーはOFF)でそこからスピーカーONにします。リレーが無いので自分で切り替えを行う感じです。
後ろ スピーカー端子は太いコードが入りません。
横
上
L,R=100Hz
L,R=10KHz
USB-DACに接続
USB-DAC+Integra M-931NⅡ/40+YAMAHA NS-451で試聴 このアンプの構成で音が悪い訳がありません。2SA626/2SD180の特徴である中高音の爽やかでクリアーな音がします。その後、音が途切れたりするのでVRを外してみたらシールド線の半田が取れていましたのでVR端子を磨いて半田をやり直しました。
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