演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

星間商事株式会社社史編纂室

2020年03月05日 00時14分18秒 | 読書

三浦しおんの初期小説です。

大筋的には無理のあるストーリーですが、ファンタジー物と比較すると、そこそこリアルですし、有川浩の「植物図鑑」的な男女の交際も描かれて(たぶん)おり、ラストに向かっていくにしたがって、話がどんどん大きくなっていって楽しめました。
ただ、最初の方がやや読みにくくて、中盤からは一気にいけるという、時々あるパターンの本です。

しかし、なんで女の人ってボーイズラブが好きなんでしょう?
知り合いに実物がいましたが、あの髭と髭がこすれあうのか、と想像するとどうも…。ええ、そういう同人小説を書くのが趣味の女性が主人公です。
その手がダメな方は、避けた方がいいかもしれません。途中で挿入される、彼女の書いている連載同人小説には、具体的な描写はあまりありませんから、大丈夫だと思いますけど。

 

コメント
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