演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

照明機材を覚えよう-レンズのないライト-ボーダーライトとホリゾントライト

2015年04月14日 23時18分01秒 | 照明

劇場の舞台の天井に、ぶら下がっているライトで裸電球が並んでいるやつです。


映像はmarumoのhpから

これはボーダーですが、ホリゾントも似た形をしています。
ボーダーは舞台の一番前だけにある場合と、真ん中ややや後ろにもある場合があります。
舞台全体を明るくするのが目的で、3色3回路だと青と白+1色、4色4回路だと、これにあと1色加わります。
青が抜けることは少ないと思います。

小劇場には一般にありません。

ホリゾントはホリゾント幕を染めるための照明で、下にもライトを置くことがほとんどです。
上から釣っているのを、アッパーホリゾント、下から照らすのをロアーホリゾントと言います。

ホリゾントは何も舞台装置がない舞台で、効果があると錯覚する人がいますが
前からスポットで照らすと床に跳ね返って、ホリゾントの効果を減らすので
床に照明があたっても反射しないように、床に黒布や理のリュウムを敷いて暗くするか、
適当な舞台装置を、置いたほうが色がはっきりして綺麗です。

ボーダーは最近使われなくなる傾向がありますが、照明の料金を考えると
活用したほうがいい機材でしょう。


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