演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

「私の上に降る雪は」

2018年07月29日 11時58分07秒 | 脚本

高校演劇セレクション2005に収録されている戯曲だ。
部員からこれを選んだという、メールが来たので図書館で借りて読んでみた。
まず、場面転換が多い。7回も転換しなければならない。
それから、日付の指定が細かく、主人公の中原中也の年齢が場が変わるごとに、変わる設定になっている。
上演すれば、それなりに観られる舞台になるのかもしれないが、きちんと、客に見せるのには工夫が必要な脚本だ。
また、気になるセリフが結構多い。

第一場の孝子の最初のセリフ
「あなた、あなた、お食事は召し上がった?」というセリフなどは意味不明だ。
病床にあるのなら、膳を見ただけで食事をしたかどうかは分かるだろうと思うのだが。

生徒には「自分だったら選ばない」と返事を出しておいた。




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