山本巧次の時代物捕物帳だ。
「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」とは異なり、タイムトラベルしたりはしないのだが、推理がご都合主義な割に、しっかりしていて、気楽に読める。人物設定も変に謎めかしていないので、気楽に読める一因だろう。
「開化鐡道探偵」は妙に暗くしつこくて、2巻目の「第102号列車の謎」は途中放棄してしまった。筆者の鉄道愛が重すぎるのだろう。
なぜかこのシリーズは図書館に置いてなかったので、古本屋で買ってきた。
第1巻のあらすじは以下の通り。
北森下町にある長屋の大家の娘・お美羽は容姿端麗でしっかり者だが、勝ち気すぎる性格もあって二十一歳で独り身。父親に代わり、店賃を取り立てて、住人の世話をしている。ある日、小間物屋の悪い噂を耳にした。白黒つけなければ気がすまないお美羽は、密かに恋心を寄せる浪人の山際と手を組み、真相を探っていくが(AMAZONのあらすじより)
3巻までと思っていたら、4巻が出たようだ。新刊で買おうかどうしようか迷う。気楽に読める作品なのだが…。