演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

平成31年 静岡高校演劇如月公演

2019年02月03日 07時12分10秒 | 演劇情報
ネットで検索しても情報のない生徒の公演。
ヤドリギ座のfacebookを観たらやっているらしいことは分かった。
駿河総合高校が11時半から客入れを始めたとのこと。
ただ、何時からどこがやるのかが不明。というわけでとりあえず静岡へ行ってみることにした。


ついたのが14時ちょっと前。
時間があるので古本屋へ。



14時45分に劇場へ。観客は20人ほどか。
さて、肝心の舞台だが、作者には悪いが、脚本が悪すぎる。
あらすじはシアターリーグから。
「真夜中の雨に降り込められて、一人の男がある屋敷に雨宿りのために立ち寄る。そこで彼を出迎えたのは、一人の少女。彼女と話をするうち、男は夢とも現実ともつかない悲劇へと迷い込む。
そこで男は、少女と少女の母に屋敷への訪問を歓迎される。しかし、そこでの少女は先天的な障害で片足を引きずっていた。医者である少女の兄は、彼女の身体を満足なものにするため、移植手術の研究を続けていた。足の提供を断られた兄は、自らの母親を殺害して足を手に入れることをもくろむ。そのもくろみが少女にばれ、殺害は失敗に終わるかと思われるが、少女自身が母親を殺害して満足な身体を手に入れることに成功する。
しかし、そのあとに残るのは紅茶と雨と虚無感だけだった。」

まず、雨宿りをしている男が、その家に入ろうとするだろうか?
時代設定があやふや。
この一家はどうやって生活しているのだろう?
父親はどこに?
第一、サイズの違う足を移植できるはずもない。
等々。

演出面でいうと、暗転の使い方が下手。
音響は肝心の雷鳴とかが小さすぎる。
テーブルクロスぐらいかけようよ。
と、言い出せばきりがないのだが、観ている人にはそれなりに、よく見えただろう。


表紙だけ見ていて気が付かなかったのだが、17時からの英和の公演は新堀君の台本だった。1時間も待つのが面倒だったので、そのまま帰ってしまったが、観ておけばよかった。


背の高いのが新堀君(月虹舎公演「嵐を呼ぶ男」より)。



あと一日あるんで、パンフを載せておこう。