最近こんな本を読んでいる。
「梅干しと日本刀」(桶口清之)祥伝社 黄金文庫
最近テレビなどで多く見られる、「本当の日本ってすごかった(すごい)」という、自虐日本感を覆した魁と言える本だろう。現在236ページまで読了。
特に第4 章最後の「ヨーロッパの近代思想が、日本に持ち込んだ個人主義というものは、しばしばエゴイズムという形をとってあらわれる。それは”競争の原理”であって、日常では競争することなく生活できた 日本人にとっては必要ないものであった。厳しい自然環境で、共同して稲を作っていかなければならなかった日本人にとって、個人的な競争などする余地はなかったのである。」
というとこなどは、グローバル化によって機能しなくなりつつある社会がどう変わっていかなければならないかを示しているような気がする。