12月20日(夕食)
おかべやの社長さんから、おからトーティアをもらった。
おかべやというのは、おいしい天然ダシをつくったり、
豆腐づくりで大量に出るおからを使って、健康的なパンをつくったりしている、
ユニークなお豆腐屋さんだ。
そのおかべやさんの新製品が、おからトーティア。
まだ相模原のパン部門「ハンドベル」でしか売っていないらしいが、
コーン50%+おから50%というスグレもの。
しかもおいしいので、私は前に試食していっぺんでファンになった。
おかべやさんは、新宿の小田急デパートに出店があるが、
そこではまだ、売らせてもらえないとか。
だから、「通信販売でやって」と頼んでおいた。
さて、5枚入り2パックいただいたので、エンチラーダをつくることに。
ちなみに日本では「エンチラーダ」がよく使われるが、
何本も並べて料理するので、本当は「エンチラーダス」だろう。
ま、そんなことはどうでもいいけど、エンチラーダというのは、
具をトーティアでくるりと包んで、トマトソースとチーズをかけ、
オーブン焼きしたメキシコ料理の定番のひとつ。
これは、コーン・トーティアでやると割れてしまってうまくいかないので、
ふつうは柔らかい小麦粉のフラワー・トーティアを使って巻く。
だけど、おからトーティアは、フライパンで熱するとしっとり柔らかくなるので、
うまく巻けそうだ。
エンチラーダの具は、鶏肉、牛肉、豚肉、海老、蟹、チーズ、何でもかまわない。
カッテージチーズを混ぜて使うことも多い。
今回は、茹でた鶏肉を細かく裂いて、自家製カッテージチーズと混ぜることにした。
これはレモン汁、すりおろしニンニクなどを加えて味を調整しておく。
自家製カッテージチーズは、レモン汁を多めに加えたら、
サワークリームのような味になった。
しめしめ、これはいいことを覚えたぞ。これでサワークリームも買わずにすむ。
トマトソースは、缶入りトマトを煮込むのがいちばんいいが、
時間のないときは、市販のトマトソースと缶入りトマトを半々に入れてつくると、
あまりくどくなくて、水加減のちょうどいいトマトソースができる。
メキシコ風にするなら、ニンニクに加えて、
生の香菜(コリアンダー)を数株入れて煮込み、
ソースができたら取り出すといい味になるが、なければ粉のコリアンダーを。
下準備ができたら、おからトーティアをフライパンで熱し、
柔らかいうちに、具をくるくる巻いて耐熱皿に並べていく。
そして、トマトソースと溶けるチーズをかけてオーブンに。
今回は久々だったので、キャセロールと勘違いして焼きすぎてしまったが、
ホントはアルミフォイルをかぶせて、チーズが溶けるまで15分ほど焼けばいい。
あとの2品は簡単野菜。
マッシュルームはニンニクと炒めて醤油味に仕上げ、
チンしたブロッコリーを加えてテーブルに。
この時期になると、しつこくつくる菜の花は、
例によって、茹でて塩とオリーブオイルで和えれば出来上がり。
残った缶トマトやトマトソースは、容器に入れて冷凍しておけば、
ちょこっと使いができる。
大きな缶や瓶を開けてもぜんぜん平気、というわけ。
コーンの香りとともに焼き上がったエンチラーダは、
耐熱皿から取り出して、下にチンした輪切り玉ねぎを敷いて盛り付けた。
メキシコ料理は辛いので、どちらかといえばビールのほうが合うけれど、
おからトーティアのおかげで、シェルもとても上品な味で、
こんなエンチラーダだったら、ワインにもピッタリ。
おからって、おもしろい。
ちょっと、これからハマりそうだ。
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