おひとりさまの健康な食卓

毎日の食事から考える「おひとりさまライフ」

おからに開眼:おからトーティアのエンチラーダ、マッシュルームソテー、菜の花オリーブオイル和え

2009-12-23 14:56:03 | 野菜料理


12月20日(夕食)

おかべやの社長さんから、おからトーティアをもらった。
おかべやというのは、おいしい天然ダシをつくったり、
豆腐づくりで大量に出るおからを使って、健康的なパンをつくったりしている、
ユニークなお豆腐屋さんだ。

そのおかべやさんの新製品が、おからトーティア。
まだ相模原のパン部門「ハンドベル」でしか売っていないらしいが、
コーン50%+おから50%というスグレもの。
しかもおいしいので、私は前に試食していっぺんでファンになった。
おかべやさんは、新宿の小田急デパートに出店があるが、
そこではまだ、売らせてもらえないとか。
だから、「通信販売でやって」と頼んでおいた。

さて、5枚入り2パックいただいたので、エンチラーダをつくることに。
ちなみに日本では「エンチラーダ」がよく使われるが、
何本も並べて料理するので、本当は「エンチラーダス」だろう。
ま、そんなことはどうでもいいけど、エンチラーダというのは、
具をトーティアでくるりと包んで、トマトソースとチーズをかけ、
オーブン焼きしたメキシコ料理の定番のひとつ。

これは、コーン・トーティアでやると割れてしまってうまくいかないので、
ふつうは柔らかい小麦粉のフラワー・トーティアを使って巻く。
だけど、おからトーティアは、フライパンで熱するとしっとり柔らかくなるので、
うまく巻けそうだ。



エンチラーダの具は、鶏肉、牛肉、豚肉、海老、蟹、チーズ、何でもかまわない。
カッテージチーズを混ぜて使うことも多い。
今回は、茹でた鶏肉を細かく裂いて、自家製カッテージチーズと混ぜることにした。
これはレモン汁、すりおろしニンニクなどを加えて味を調整しておく。
自家製カッテージチーズは、レモン汁を多めに加えたら、
サワークリームのような味になった。
しめしめ、これはいいことを覚えたぞ。これでサワークリームも買わずにすむ。

トマトソースは、缶入りトマトを煮込むのがいちばんいいが、
時間のないときは、市販のトマトソースと缶入りトマトを半々に入れてつくると、
あまりくどくなくて、水加減のちょうどいいトマトソースができる。
メキシコ風にするなら、ニンニクに加えて、
生の香菜(コリアンダー)を数株入れて煮込み、
ソースができたら取り出すといい味になるが、なければ粉のコリアンダーを。

下準備ができたら、おからトーティアをフライパンで熱し、
柔らかいうちに、具をくるくる巻いて耐熱皿に並べていく。
そして、トマトソースと溶けるチーズをかけてオーブンに。
今回は久々だったので、キャセロールと勘違いして焼きすぎてしまったが、
ホントはアルミフォイルをかぶせて、チーズが溶けるまで15分ほど焼けばいい。

あとの2品は簡単野菜。
マッシュルームはニンニクと炒めて醤油味に仕上げ、
チンしたブロッコリーを加えてテーブルに。



この時期になると、しつこくつくる菜の花は、
例によって、茹でて塩とオリーブオイルで和えれば出来上がり。

残った缶トマトやトマトソースは、容器に入れて冷凍しておけば、
ちょこっと使いができる。
大きな缶や瓶を開けてもぜんぜん平気、というわけ。

コーンの香りとともに焼き上がったエンチラーダは、
耐熱皿から取り出して、下にチンした輪切り玉ねぎを敷いて盛り付けた。
メキシコ料理は辛いので、どちらかといえばビールのほうが合うけれど、
おからトーティアのおかげで、シェルもとても上品な味で、
こんなエンチラーダだったら、ワインにもピッタリ。

おからって、おもしろい。
ちょっと、これからハマりそうだ。


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手近な材料でおいしく:メカジキのマスタードソース、餃子皮ラビオリ、ブロッコリーとポテトのニンニク炒め

2009-12-19 13:42:38 | 魚料理


12月18日(夕食)

年末は忘年会やらで、外食が普段より多くなる。
私のお昼は和食系が多いし、居酒屋メニューも和食系。
好きなものでも、続くと飽きる。

そこで今夜は簡単洋食。
冷凍メカジキとひき肉、餃子の皮の残りも冷凍してあるので、これを使おう。
メカジキはマスタードとマヨネーズを混ぜるだけのマスタードソースで、
ひき肉と餃子の皮はラビオリにして、ヨーグルトをかけるだけ。
超簡単だが、これがおいしい。

最近、気づいたことだが、肉や魚はソテーする前に、
すりおろし玉ねぎでマリネしておくと、臭みが抜けるし、柔らかくなる。
とくに冷凍のメカジキは、見違えるようなおいしさに。

というわけで、メカジキにはすりおろし玉ねぎと塩・コショー。
ソースは、マスタード(粒でも黄色いのでも、お好みに合わせて)とマヨネーズ、
そこにレモン汁と塩を加えて味を調整する。
これで下準備はオシマイで、あとは小麦粉をはたいてフライパンで焼き、
お皿に盛ってソースをかけるだけ。この簡単さがたまらない。



ラビオリの具はひき肉と炒め玉ねぎ、ニンニクちょびっと、塩・コショー。
炒め玉ねぎは、一度にたくさんつくって小分けにし、
ラップでクルクル包んで冷凍しておくと、こういうときにすぐ使える。

包み方は餃子型でもいいが、目先を変えるために丸くする。
具を乗せて半分にするところまでは餃子と同じだが、
ヒダを寄せず、三日月型の両側を水をつけて止める。
それだけでも丸くなるが、指を真ん中に入れてくるっとひっくりかえせば、
さらにラビオリ風に。お試しください。

ヨーグルトには塩・コショー、好みでオリーブオイル、ハーブなどを加えておく。
これでラビオリの下準備もOK.
あとは、くっつかないように油を入れたお湯で茹で、
ヨーグルトソースで和えて食卓に。

私は食べるのが優先だから和えたけど、
見栄えをよくするのなら、ソースを下に敷くとレストラン風になる。
このラビオリ、バジルソースでも、トマトソースでもおいしい。
味のヒミツは炒め玉ねぎを具に入れること。
友人のフレンチシェフから教わったハイテクだ。

そうそう、野菜のことを書かねば。
メカジキの付け合わせにした、白菜のベーコン炒め。
これもフレンチシェフから教わった、付け合わせのひとつ。
最近はフレンチの世界でも、新しい付け合わせとして白菜が流行っている様子。
ベーコンと一緒に柔らかく炒めた白菜は上品な味で、
ドンと副菜で出してもモリモリ食べてしまう。

もう1品の野菜は、我が家の定番、というか、
簡単なのでしょっちゅうつくるブロッコリーのニンニク炒め。
今回はチンしたじゃがいもも一緒に入れた。
カリッと炒めたニンニクが、食欲とお酒をそそる一皿だ。



どれも簡単であっという間にできる。
調理に時間をかけたくないときにオススメ。
年末、年始にいかがでしょう。


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また野菜だらけ:鶏もも肉のカレーソテー、小松菜と雑穀のキャセロール、きのこのニンニク醤油炒め

2009-12-17 18:29:15 | 野菜料理


12月16日(夕食)

さて、今夜は何にしようか・・・。
冷蔵庫の前で、ハタと腕組みすることがある。
胃袋というのは気分屋なので、「今日はこれ!」とパッと決まるときもあれば、
今夜のように、グズグズ決まらないことも。
昨夜、久しぶりに胃が飛び出るほどバカ食いした、
中華料理がまだたたっているらしい。
やはり、過ぎたるは及ばざるがごとし・・・。

弱った胃には薬膳・・・と、鶏のモモ肉をカレー粉とヨーグルト、
おろし玉ねぎとニンニクでマリネした。
オーブンに入れれば、タンドーリチキンまがいになるが、
今回は少量なのでフライパンで焼くことに。

小松菜があるので、例によって茹でてペースト状に。
クリームソースの代わりに雑穀豆乳ソースを使い、
皮つきじゃがいもを下に敷いて、オーブンで焼くことにする。
ヒエとかアワをノリ状に炊いて、豆乳を加えた雑穀豆乳ソースは、
あっさりしているくせに不思議な味わいがあって、私のお気に入りのひとつ。
いつもはコンソメの素でコクを出すが、今回はそれにツナ缶を加えてみた。



小松菜は茹でて小さく切って、ハンドブレンダーでペースト状にする。
ヒエは洗って、小鍋でノリ状になるまでコトコト煮る。
皮つきじゃがいもは、輪切りにしてチン。

ヒエが柔らかくノリ状になってきたら、豆乳とコンソメの素を加えて味を調整。
このソースと缶ツナ、ニンニクのすりおろし、チーズを小松菜ペーストに混ぜ、
それを耐熱皿に敷いたチンしたじゃがいもの上にかける。
あったらトップにパルメジャーノ・チーズをおろしがけして、
オーブンに突っ込めば、あとは出来上がりを待つばかり。

きのこがたくさんあるので、古いのを食べてしまおう。
こちらはニンニクと一緒に炒めて、醤油とバルサミコ酢で味つけ。



キャセロールが色づいてきたら、マリネしておいた鶏をフライパンで焼く。
こちらはクッキングタイム、わずか5分で出来上がり。
おいしそうなクレソンを見つけたので、付け合わせにし、
クルミの薄切りをパラパラかけたら、オシャレな1品になった。
そうそう、ワインを飲むときは、カレー粉を控えめにしましょう。

肉や魚も少々使っているが、今夜の食事はほとんどが野菜。
お腹にやさしく、ついでにフトコロにもやさしい、薬膳風になった。


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手近な素材でメキシカン:春巻きの皮キャサディーア、黒豆カッテージチーズ和え、ワカモレ

2009-12-16 18:33:37 | 牛肉


12月14日(夕食)

「今日はこれを食べたい!」と、突然、思うことがある。
今回の場合は、キャサディーア。
先日、某所で食べたローストビーフのキャサディーア。
これがとてもおいしくて、近日中にやろうと思っていたら、
ふと、食欲の神が下りてきた。

キャサディーアというのは、いわばメキシコ・ピザ。
ピザと同様、必要なのはチーズだけで、具は何でもOKだ。
私は普通のチーズと野菜の組み合わせが好きだが、
ゴルゴンゾーラ・チーズを使って、凝ったグルメ版をつくった友人もいる。
ピザと違うのは、2枚のトーティアに具を挟み、両面をフライパンで焼く。
そして、両面がパリッとなったら、ざっくり切って食卓に出す。

必要は発明の母・・・じゃないけど、
料理も「食べたい!」となったら、手軽にできる知恵を総動員。
ローストビーフの代わりには、セールで買っておいた焼肉用の牛肉。
これを細切りし、ニンニク、オリーブオイル、レモン汁、コリアンダー、塩でマリネ。
それと玉ねぎと赤ピーマンを使えば、ファヒタ風の具ができる。
マリネ肉は水気が出やすいので、強火で炒めてね。

さて、問題はフラワー・トーティアが近所にはないこと。
なにが代替品になるか、と考えてみたら、あった。春巻きの皮。
そこで、近所のスーパーにひとっ走り。

メキシカンとなれば、やはり豆がほしい。
ちょうど冷凍庫に、先日冷凍しておいた黒豆があったので、
これをつぶして、自家製カッテージチーズで和えてみよう。

もうひとつほしいのがワカモレ。
スーパーにひとっ走りしたときに、運よくアボカドがセール中。
食べごろになっていたので、これもクリアした。

では、キャサディーア。
まずは、肉と野菜を別々に炒め、冷ましておく。
丸くないとフライパンのおさまりが悪いので、
春巻きの皮は、フライパンの大きさに合わせて角をカット。
1個のキャサディアにつき、皮を3枚ずつ用意する。
なぜ3枚かというと、春巻きの皮は薄いので、具に汁気があると穴があいてしまう。
そこで、下に2枚敷いて上に1枚乗せよう、という魂胆。

フライパンに2枚重ね皮を乗せ、チーズを敷き、その上に肉と野菜を散らし、
もう一度チーズをばらまいて、皮を1枚乗せる。
チーズを上下に敷くのは、ひっくり返すときに具が散らばらないため。
そして、両面をパリッとするまで焼くのだが、
皮を押しつけながら焼くと、具がピッタリと皮につく。
焼いているうちから、チーズの香りが立ちのぼってくるのがたまらない。

両面がパリッとなったら、まな板に移して8等分。
具さえあれば、焼き時間5分程度のクイック料理だ。
さて、春巻きの皮はどうかとつまんでみると、少々パリ感が強いがなかなかイケる。

これで、いつでもキャサディーアができるようになった。
手づかみで食べられるから、スナックによし、お酒のつまみによし。



黒豆のほうはもう簡単。
チンして温め、キューブ状のクリームチーズを1個入れたカッテージチーズで、
つぶしながら和えるだけ。
最後に、塩、レモン汁、オリーブオイルをちょっとたらして、味を整える。

あとはワカモレをつくれば、メキシカン・ディナーの完成。
サルサを添えて、いただきます~。

ちなみに残った黒豆は、翌日、水切りした豆腐と混ぜてディップにした。
玉ねぎ、ニンニク、ヨーグルト、キューブのクリームチーズをもうひとつ混ぜて、
ハンドミキサーでウィーンとやる。
友人の個展のオープニングに、フランスパンと一緒に持っていったら大好評だった。




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料理は色どり:鮭のバジルソース菜の花添え、舞茸のチーズ焼き、蓮根とアスパラのサラダ

2009-12-13 10:35:34 | 魚料理


12月18日(夕食)

今年初めての菜の花が、生協の宅配で到着した。
菜の花といえば、我が家のメインレシピは塩とオリーブオイル和え。
これは飲み屋の品書きを遊びでやっているという、
友人のまた友人のデザイナーが、その飲み屋から教わったレシピ。
菜の花を茹でて、塩とオリーブオイルで和えるだけ、という超簡単料理だが、
これがおいしい。
決め手は、ナムルをつくるときと同じように「指で和える」こと。
それと、茎を柔らかくなるまで茹でること。

料理の1品として出せば、あっという間になくなるし、付け合わせにもOK。
今回は、鮭があるので、これを焼いてバジルソースで食べてみよう。
バジルソースは市販のジェノベーゼ。
これにキューブのクリームチーズを1個混ぜると、コクが出る。

こちらの料理も、あっという間のイージーさ。
塩・コショーした鮭に小麦粉をはたき、フライパンで焼いておく。
食べ際に、チーズを混ぜたジェノベーゼを温めて、上にかければ出来上がり。

鮭の下に葉の花を敷いて、ソースの上にトマトを散らしたら、
鮮やかなクリスマス・カラーになった。
今の季節にピッタリかも。



残りの料理も超簡単。
舞茸は裂いてチーズを散らし、オリーブオイルをちょっとたらしてオーブンに。
カロリーオフにするなら、オイルカット、チーズちょっぴりでも。
というのは、舞茸は焼くだけでも十分おいしいからだ。
でも、チーズをかければ絶品の域。
盛り付けたら、黒コショーをかけるのをお忘れなく。

野菜料理をもう1品。
しゃきしゃきした蓮根は、薄切りにしてサラダで食べるとおいしい。
それだけではさびしいので、アスパラと茹で卵を組み合わせてみたら、
白と緑、黄色のコンビネーションがきれいなサラダになった。
ドレッシングはお好みで。
私はつくり置きのレムドレにした。



色どりのきれいな料理は、それだけでも食欲が湧く。
いい配色が毎日できるわけではないが、やはり料理は目でも楽しみたい。
ちょっと今回は、鮭のディッシュがテンコ盛りだったけど、
ま、家庭料理はボリューム感も大事、ということで・・・・。


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