MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

時間を大胆に使う

2005年02月04日 | 母校&恩師
母校の大学院は、1月半ばから後半に
修士論文の口頭試問があります。
だいたい時間にして30分強から1時間ぐらいです。

M3(修士3年)の方も(一緒に入学した人たち)今回提出し
修了もほぼ決まったようです。

M2の子で、今回提出できた人は少なく
提出予定だった後輩と久々に連絡を取ったところ
実は修了を伸ばしたという報告を受けました。

その子は教員志望で、入学した頃から
教員になりたいと言っていたのが印象的でした。

なので、研究という観点はあまり強くなかったからか
演習発表の時に、作家や作品の紹介のような発表をしてしまい
一時期落胆していたので、少し心配していました。

でも失敗から学ぶのが大学院では大切なこと。
いっぱい失敗して、ここで多くのことを学んでほしいと思っていました。

演習発表もどんどんよくなっていき、これは修論で
成長が発揮するなと楽しみにしていたのです。
けれど、今回は出さなかったそうです。

実は、臨時教員の声がかかり、指導教授と話し合って
先生に今は専念することを選んだそうです。

それを聞いてとても嬉しく思いました。

先生になりたいことを知っていたからか
この大学院時代に、先生の経験ができることは
彼にとってはとても貴重だと思ったからです。

私自身は大学院修了後、塾講師を選びましたが
M2の夏前に修論関係の資料をまとめ
俗に言う夏休みは、塾講師に専念していました。
M2の夏の経験は、自分にとってとても大きかったんです。

研究を思いっきりする時間を削るのはもったいないと
思ったこともありましたが
博士後期課程に行くか?働くか?と考えた時
自分はやっぱり塾に行きたいと、M2の夏に強く確信したのです。

その選択は、自分の中では本当によかったと思っています。

焦って選ぶような感じでなくて
自信を持って決めることができたのは、嬉しいことだったからです。

専修免許がほしいから、大学院に行くという院生もいます。
もちろん、それも目的意識がはっきりしていてとてもいいことです。
正直、教師になるための勉強はしないで、どちらかというと
氷山の一角の研究や勉強が多いです。

内容としてはあまり役に立たない気がするのですが
何かを調べて自分でまとめることは
とても大切な作業です。

特に現代の学校教育では重視されているので
大学院での経験はきっと生かされます。

後輩はM2は教員に専念したいので
M3になって研究復帰をし、修論を提出するそうです。

きっといい経験になったでしょう。

また、今後「先生」という職業に対する見方も
変ってくると思います。

大学院は留年を悪く扱わないので
自分にとって納得のいく院生生活を送ってほしいです。

私の場合は、修士修了を節目にしたかったので
何かをスタートさせるのに、ちょうどよかったと思っています。

上手に、大胆に時間を使いましょう!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿