MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

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“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

絵本やおもちゃを見えない所に収納すると・・・

2016年03月14日 | 絵本とインテリア
確定申告も終わり、久しぶりのブログ更新です。
今日はおもちゃや絵本の収納について気付いたことを、少し書きたいと思います。

我が家の絵本リビングの隣には和室があり、和室の押し入れの下の段に
子どもたちのおもちゃがたくさん収納されています。

一ヶ月前まで、和室にあるローデスク(レゴコーナー)の下に、
レゴブロックを入れたおもちゃ箱を入れていたのですが、
あまりに和室が散らかるため、レゴを押し入れに収納することにしました。



画像の通り、ローデスクの下のおもちゃ箱がなくなり
散らかることが減り、ローデスクの下を掃除しやすくなったのですが・・・

子ども達がレゴで遊ばなくなりました。

押し入れをあけてすぐのところに、レゴが入っているおもちゃ箱があるので、
すぐ取り出せると思いましたし、子どもたちにも聞き「これでいいよ」と言ってもらえたのですが・・・

今までレゴが取り出しやすい場所にあったからこそ、気軽に遊べたのでしょう。

そこで、学校から帰宅した息子に声をかけてみました。

「押し入れの中のレゴ、やっぱり和室のレゴコーナーに戻そうと思うんだけれど・・・」

すると

「・・・うん」

と、返事をしてくれました。
息子も何かを感じていたようです。

1時間後、レゴの入ったおもちゃ箱を
ローデスクの下に入れてみたところが、下の画像です。


ローデスクの下に作った作品が入っているトレーがあり(右が娘用、左が息子用)、
画像には映っていませんが、トレーの下におもちゃ箱があり、
その中にレゴが大量に入っています。

大人から見ると、オープンスペースはほこりがたまりやすく
散らかりやすいので、あまりよく思われませんが、
子どもにとってはおもちゃが見えると、手に取りやすく、遊びやすいようです。

これは絵本の収納にも言えることだと思いました。

自宅の絵本も、書庫(1)に移した絵本の存在は忘れていき
わざわざ「書庫からとって」とは言いません。

見えないものは、忘れていくようです。

クリスマスなどのシーズン絵本や、もう読まなくなった赤ちゃん絵本は
書庫に収納しておくのはいいと思いますが、
まだ読んでいる絵本を、扉付きの収納に入れてしまうのは
子どもが絵本に触れる機会を大幅に減らしてしまいます。

見た目が美しい部屋や、中身が見えない収納が
子供にとって本当にいいのかは、怪しいところです。

(絵本やおもちゃをクローズ収納から出すのに、慣れている子もいると思いますが)

おもちゃを全部押し入れに入れたことで、部屋はすっきりしたものの
外に出ている方がいいものもあることに、改めて気付かされました。

そして、多少散らかっても、子どもが楽しそうにおもちゃで遊んでくれるほうが、
おもちゃも子供も私も嬉しいと思うのでした。

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【注】

(1)過去ログ 「自宅の書庫スペースを整理」 参照。


【今日(昨日)読んだ本】

エルジュ 作 /川口恵子 訳 『黒い島のひみつ』 福音館書店、1983年。
「タンタンの冒険シリーズ。見た目は絵本だが中身は古典マンガ。絵もセリフも面白い!」