MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

とにかく楽しい!わらべうた

2014年02月08日 | わらべうた&手遊び
今日の関東は一日中雪で、交通機関に乱れが生じていたからか
八洲学園大学の公開講座の2回目(1)が休校となりました。

休校だなんて、なんだか大学みたいだと思ったら
大学主催の公開講座なので、授業の扱いは大学と同じようです。

振り替え授業が来週あるのですが、その日に私の予定が入っているため
リアルタイムで受けることができません。
ショックですが、録画授業を受けられるだけまだいいのかもしれません。
ここがWEB授業のいいところだと感じています。


今日一日、私はOFFになったので、子ども達と雪遊びを楽しんだり
家で絵本を読んだり、歌を歌ったりしていました。

娘の最近のお気に入りは「くまさんくまさん」というわらべうたです。(2)

くまさんくまさん まわれみぎ
くまさんくまさん りょうてをついて
くまさんくまさん かたあしあげて
くまさんくまさん さようなら


このわらべうたを実際体を使って踊りながら歌うのです。

「まわれみぎ」の時は右を向いたり、
「りょうてをついて」の時は両手を地面についたり、
「かたあしあげて」の時は片足を上げて、
「さようなら」で頭を下げます。(自己流)

こんな地味なわらべうたよりも
幼児向けのテレビ番組や幼児向けのDVDの方が
子どもは喜ぶんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが
そんなことはありません。

娘の通っている保育園は「おかあさんといっしょ」などのCDを
よく流している園なので(それもどうかと思いますが)
その手の歌はよく園で歌っているものの
家ではわらべうたをリクエストしてきます。

息子も幼稚園で特にわらべうたとかを歌ったりしてませんでしたが
家でよく歌っていたので、わらべうたは二人とも大好きです。

つまり、わらべうたを歌う環境は親とだけ・・・というような環境でも
子どもはわらべうたを楽しんでくれるということです。

「口ずさみやすい」「短い」「曲が単調」「繰り返しが多い」「遊びが入っていることが多い」

この辺がわらべうたの魅力だと思います。

「はないちもんめ」のわらべうたは我が家で大人気で
娘に歌う時は短くアレンジしたもの

かってうれしい はないちもんめ
まけてくやしい はないちもんめ

○○ちゃんもとめて はないちもんめ
△△ちゃんとりたい はないちもんめ

じゃんけんぽん!


を繰り返します。

「はないちもんめ」はもっと大人数でやるものですが
我が家では向き合いながら二人で
息子がいる時は三人で遊びながら歌っています。

「じいじがほしい!」などその場にいない人や
お人形さんの名前などもリクエストされるので、歌に登場します。


ちなみに私が小学生くらいの時は
下記のような「はないちもんめ」を歌って遊んでいました。

かってうれしい はないちもんめ
まけてくやしい はないちもんめ

となりのおばさん ちょときておくれ
おにがこわくて いかれない
おふとんかぶって ちょっときておくれ
おふとんびりびり いかれない
おかまかぶって ちょっときておくれ
おかまそこぬけ いかれない

あのこがほしい あのこじゃわからん
このこがほしい このこじゃわからん

そうだんしよう そうしよう

(相談しあう)

きーっまった!

○○ちゃんがほしい
△△ちゃんがほしい

じゃんけんぽん!



今思うと「おふとんびりびり」って、すごい家ですね(笑)

当時はこれがわらべうただったという認識はなかったのですが
私が小さい頃は日常の遊びの中に、多少なりともわらべうたが浸透していました。

今は、どうなのでしょうか。

公立保育園や、のびのび幼稚園などではやっているかもしれませんが
「はないちもんめ」などを歌っている子ども達を近所では見かけません。
私が見かけないだけで、わりと他では歌っているのでしょうか??

楽しい遊びなので、もっと浸透したらいいのにな思います。
たまに近所の子ども達と遊ぶとき、こういう遊びがあるんだよと
教えたりすると、ハマってくれたりするので
今後もそういった遊びを伝えていけたらと思います。


今夜は娘が寝る前に、ブルーナの『ゆきのひのうさこちゃん』(3)を読んだからか
いつも以上に雪遊びを楽しむうさこちゃんを感じることができました。

息子には『あたまをつかったちいさなおばあさん』(4)をリクエストされたので、その中にある冬のお話を一緒に読みました。

季節を感じる絵本は、旬の料理を食べているような気分になります。
とても寒かったけれど、楽しい雪の日でした。

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【注】

(1)過去ログ 「八洲学園大学公開講座「子どもの本の深みに迫る」」 参照。

(2)「くまさんくまさん」の楽譜と歌詞が載っている本↓

ひろのたかこ 絵 『はないちもんめ』 童話館出版、1999年。(CDつき、うたのえほん)
「子どもにこびていない、真面目なうた絵本。童謡やわらべうたが載っている。CDも勉強になる。」

「くまさんくまさん」のわらべうたを参考にして作った、創作絵本↓

なかがわりえこ 作 /やまわきゆりこ 絵 『くまさん くまさん』 福音館書店、1995年。
「『くまさんくまさん」のわらべうたのリズムで読める絵本2、3歳から楽しめる。」

(3)ディック・ブルーナ文/絵、石井桃子訳 『ゆきのひのうさこちゃん』 福音館書店、1964年。
 別館ブログ 「『ゆきのひのうさこちゃん』他3冊 うさこちゃんの絵本1 」 参照。

(4)ホープ・ニューウェル作 松岡享子訳 山脇百合子絵 『あたまをつかった小さなおばあさん』 福音館書店、1970年。 絵本ではなく児童書。