HOBNOBlog

ロンドンから徒然に

頑張れ日本人

2008-01-10 | 日常
 昨日の話の続きみたいになっちゃいますが…

 今年の初めにラジオのインタビューを受けました。その時に、日本の政治や文化がどのように伝えられているかと質問されたのですが、考えてみたら悲しいくらい日本に関する報道は少ないのです。最近では捕鯨を巡る問題くらいかな(当然“悪役”ですが)

 昨年のクリスマスにはTVで映画『ダイ・ハード』のシリーズが続けて放映されていたのですが、最初の映画の舞台になったのはアメリカ西海岸にある日本企業“ナカトミ・コーポレーション”の巨大なビルでした。これが80年代後半の映画で、日本企業の羽振りの良さが際立って描かれていました。

 多分、最近の若者にとって日本のイメージというと、経済よりも漫画とゲームなのでしょう。事実漫画は横文字のMANGAとなって、堂々と書店の1コーナーを取っています。いまやサブ・カルチャーの国として国際的に通用しているのかもしれません。

 ところで、こちらでたまに各国の若者と話す機会があるのですが、日本人がやっぱり一番おとなしいですね。かといって英語ができないわけではないのです。他の国の子なんて、発音は悪いし、文法もめちゃくちゃなんだけれど、それでも自分の言いたいことはしっかり主張します。

 こちらの人がよくいいます。「中国人や韓国人は嫌いだけれど、日本人は奥ゆかしいから好きだ。」でもね、よく考えてみると、これもいかに日本人が自分を主張せずにおとなしいかということの裏返しじゃないですかね。

 もう少し主張しようよ、日本人!