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ロンドンから徒然に

街の卵

2012-03-05 | 旅・イベント
 先日(2月27日)公園に置かれている卵の写真を載せました。で、今度は街中を歩いている時に眼に留まった卵たちの写真を載せておきます。









 で、気付いたんですが、これらが置かれているのは一昨年象が置かれていたポジションと一緒なんですね。

 あ、卵だ象だと言われても、いつもブログを訪れてくれている人じゃないと何のことだと思われるかもしれませんね。時間に余裕があれば《象》だとか《elephant》だとかでブログ内検索をしてもらえれば出てくると思います。

 僕は確かあの時7回くらいこの象たちについて触れたんですよ。そのくらい何だか愛おしく思えてしまって、いつも通勤路にいる象には挨拶したいくらいの気持ちになりました(笑)

 でも今回は卵。さすがに卵に恋する気持ちにはなれず(そんなことになったら、これもいつか触れたことのある“変”愛小説の世界だ)初めての卵を見つけても、象の時ほどのワクワク感は湧いてきません。

 この違いは何なんだろう?
 もちろんかたや動物、かたや……(あれっ、どう例えたらいいんだろうな。卵も生き物には違いないし。)ともかく本来動くものとそうでないものの差があるには違いないんですが、それにしても…

 何だかね、卵って見れば見るほど“完成形”なんですよ。それ自体でひとつの世界が出来上がっているもので、外に向かって広がっていかないというか…
 象のごつごつして、どうにも洗練されない形、それゆえに何故かこちらの感情が受け入れられるような気がする点に比べると、卵は綺麗過ぎて、どこかちょっととりすましているような…
 いや、何もたかが卵をそこまで真剣に語る必要はないんですが(笑)

 それと季節のハンディもありますね。象が展示されたのは確か5月から6月にかけてという、言わばロンドンで最高の季節。
 今年は例年より暖かいとはいえ、今日なんかまた冬に逆戻りしたような寒さ。こんな中で“クール・ビューティ”の卵を展示されてもねぇ。

 春よ来い、早く来い!

今度は卵

2012-02-27 | 旅・イベント
 こちらに住んでいて未だに慣れない習慣は大抵宗教に絡んでいます。ロンドンにはご存じのように多種多様な民族が住んでいるので、ますます複雑になるわけですが、とりあえずキリスト教系だけを考えてみてもやっぱりピンとこないことが。

 これからのカレンダーを考えると、春のイースターがそのひとつ。で、これがいつなのかというと、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」???
 しかも、太陰暦によって決められた日のために、グレゴリオ暦を用いる西方教会とユリウス暦を用いる東方教会では日が違うと来ています。

 まぁ難しい理屈はともかく、イースターの時に楽しいのはイースター・バニーやイースター・エッグ。キリストの復活をその生命の源に準えているんでしょうね(ウサギは多産だし)。
 このイースター・エッグ(もっとも最近では卵を象ったチョコなどが多いみたいですが)をあちこちに隠して子供達に探させるという遊びもあります。

 で、今年のイースターに向けては、実に楽しい催しが市内で展開されています。
 The Fabergé Big Egg Huntと名付けられたこのイベント。市内の12のゾーンに隠された200以上の大きな卵を探すというもので、それぞれの卵に隠されたキーワードをテキストすることで100,000ポンド以上の価値のあるThe Diamond Jubilee Eggが当たるチャンスがあるとのこと。またオークションでそれぞれの卵を手に入れることもできるそうです。

 そう、これ、以前このブログでも書いたことのあるエレファント・パレードのエッグ版ですよね。実際あの時と同じように著名なデザイナーによる作品もあります。
 とりあえず、うちの近くの公園で見つけた卵たちを幾つか並べておきます。





 eggsceptionalでeggsclusiveな(笑・これ公式の説明に用いられていた単語です)イベントなので、ロンドンに来られる機会のある方は楽しんで下さい。

Mind the gap!

2012-01-13 | 旅・イベント
 地下鉄に乗っていると、これは●●行きの●●線で、次の駅は●●、●●に行きたい方はここで乗換を、みたいな親切なアナウンスが頻繁に流れます。
 いや、これ日本じゃ当たり前なんでしょうが、昔のロンドンの地下鉄では殆どアナウンスがなかったような気がするんです。

 自分で次の駅が何か、どこで降りるべきか、しっかり把握しなきゃいけないので神経は使いました。でも、(こういうのって人によって考え方は違うでしょうが)そこが何となく“おとな”の対応でいいな、なんてことを若い頃感じた覚えがあります。

 そのあたりはともかく、昔からずっとやっていたアナウンスは“Mind the gap!”
 ロンドンの地下鉄はホームと車両のすき間(gap)がけっこう空いているところが多いので、それに気をつけろという意味なんですが、このMind the gap!は外国人にとって面白い響きと感じるのか、よく大声でリピートしては笑っている観光客を見かけます。
 日本人には「満員だぞ、ゲップ!」と聞こえる人もいるらしく(笑)そりゃ確かに面白いでしょう。



 gapには他にも色んな日本語を当てはめることができると思いますが、例えば“断絶”や “格差”… 世代の断絶だとか富める人と貧しい人の格差だとか、ね。

 ところで世代の断絶generation gapと言えば、大抵は反抗する若者vs保守的な大人という構図だったと思うんですが、最近の若者は現状に満足していて、あまり自分を不幸とは感じていないんだという話をあちこちで聞きました。だから自分で行動して現状を改革しようという気もないんだとか。

 かたやで富の格差による自分の不幸を周りの人や環境(だけ)のせいにして現状に不満だらけのおとな達…こちらも自分で行動を起こすわけでなく、単に不満を言うだけだとしたら、むしろ見苦しいことになりかねない。
 僕も気をつけよう。Mind the gap!

特別なカプセル

2011-12-27 | 旅・イベント
 クリスマスの翌日26日がボクシング・デイで休日。おまけに今年はクリスマスが日曜日に当たったためさらに27日が振替休日となり、24日土曜日のクリスマス・イヴから数えても4連休で、本当に大きな区切りがここに刻まれたような気がします。(もっとも僕は日本とのやり取りもあるので、全面的には休めなかったのですが・泣)

 そうなると残るは大晦日。やっぱり象徴的なのはテムズ川の花火大会です。
 ロンドン・アイの眼前で行われるこのイベント、引っ越しで場所が近くなったので、今年は良い場所に陣取ることができるんじゃないかと密かに期待しています。

 さて、そのロンドン・アイ。大きさ(直径135m)、カプセル1個当たりの定員(25名)共にかつての「世界一の観覧車」の称号は他に譲ってしまいましたが、それでも象徴的な建築物には違いありません。
 朝・昼・晚とそれぞれに優雅な姿を見せてくれます。



 ところで、32個あるこのカプセルにひとつだけ色の違うものがあるのはご存じでしたか?
 夜になって照明が灯ってからの方が分かりやすいかもしれませんが(他が青いのに対してこれだけ赤いんです)、昼間でもこのように赤く塗られているのが判別できます。下の写真の左から2番目です。一周の目安にでもするんでしょうか?



 さらにさらに、今はもうひとつだけ特徴のあるカプセルが見られます。
 というより、そのカプセル自体が抜け落ちているんです。左から3番目を見て下さい。これじゃ誰も乗れないでしょ?



 実はすごく偶然なんですが、先月このカプセルが川を渡っているのを見ました。おそらく修理に出されるんだと思います。
 高い空中にあるはずのカプセルが水の上に浮かんでいるその光景はどこかシュールでした。



 それ以来、何故かこのカプセルが気になって、空を見上げる度に「早く帰ってこいよ」と声かけています(笑)

後れ馳せの

2011-12-25 | 旅・イベント
 昔12月の下旬から翌年1月上旬にかけてフランスを旅したことがあります。   
 南仏から旅程をスタートさせ、クリスマスはニースで、そして北の方に上って行き、大晦日から元旦にかけてはパリで、という絵に描いたようなロマンチックな計画だったんです。

 ところが、ヨーロッパではクリスマスに至るまでの日々は華やかに賑わいますが、当日は殆どの街の機能がストップ。期待していたレストランも当然開いているわけもなく、悲しいクリスマス・イヴに。(ちなみに僕のこれまでの一番惨めなイヴは、日帰りの大阪出張が遅くなり、新幹線の中で食べた弁当ですから、これに比べたらまだましなんですけどね。)

 今日25日のロンドンも、街の機能停止という意味では同じ。ショップはもちろん、電車もバスも動いておらず、映画館も上映なしです。
 まぁ、ゆっくり休めということなんでしょう。

 今年は似非信者として教会に行くこともなく、そうだケーキも食べてない。何だか世間一般のクリスマスの過ごし方からはやけに違うところにいます。
 それでも、年齢を重ねて来るとこの時期は失ったものを数えることの方が多いけれど、今年は得たものの充実感の方が大きいかな。

 もう時差を考えると後れ馳せもいいところですが、Merry Christmas!



 ところで、日本のイルミネーションは暖色系が多く、イギリスのそれは寒色系が多いように感じるのは気のせいでしょうか?

日本着

2011-12-15 | 旅・イベント
 docomoがiPhoneを出すの出さないのと取り沙汰されていますが、僕なんかとっくの昔からdocomoのiPhoneを使っています。ほら、この写真。



 嘘です(笑)
 日本に来るとローミング先がなんとsoftbankでもauでもなくdocomoなんです。

 でも、このローミング、海外旅行で使った人なら分かると思いますが、けっこう曲者ですよね。スマートフォンのように色んなデータが知らない間に使われているような場合、後からとんでもない金額を請求されたりしてしまいます。

 以前はlocation serviceをonにしておいたら、こちらが意識しないうちに思わぬ請求金額になっていました。
 で、今見ていただいた写真もこれをoffにしたままのため、ロンドン時間が表示されています。

 今日、日本に着きました。今のところまだ時差ボケは大丈夫そうなんですが、明日の早朝がきついんだな、きっと。

ワイルド!

2011-10-16 | 旅・イベント
 ロンドンの公園にはリスがたくさんいます。いまや慣れてしまって当たり前の風景になりましたが、最初は新鮮でした。それにあの仕草は可愛いですしね。だから観光客がカメラを構える気持ちはよく分かります。



 ただ、この公園の“住人”には驚いてしまいます。
 鹿なんですよ。
 奈良公園に行けばいるじゃないか、って?いや、そう言われると身も蓋もないんですが、この鹿達は餌を食べに寄ってきたりはしません。何と言ったらいいのかな、ここの公園は“ワイルド”なんです。

 ロンドン西部にあるリッチモンド・パークRichmond Park。Zone 4に当たりますから、中心部からは大分離れてしまいます。
 とにかく広い!2,360エーカー(9.55k㎡)と言われてもピンと来ないかもしれませんが、NYのセントラル・パークの約3倍と考えると、その広さが何となく想像できるかもしれません。

 日曜日の今日は外歩きの気分だったので、どうせだったらと、このリッチモンド・パークを選びました。
 インディアン・サマーを謳歌した後に急に迎えた秋の中では、曇り空はいたく応えましたが、殆ど休憩もなしに歩き回っているうちに青空も見え始め、汗ばむほどになりました。
 栗の林に入り込んだ時は、時折スニーカーの横から刺さってくる棘に悲鳴を上げましたが(笑)




 例の鹿は、よく見るとアカシカRed DeerとダマジカFallow Deerの2種類が生息しているようです。ある時はボスに引き連れられた群れに遭遇し、ある時は1頭だけで木を相手に角を研いでいる大きな雄鹿を見たりしました。

 僕も含めて、何となく皆、近づきたいけれど邪魔しちゃいけない(あるいは恐い。けっこう角が大きいですからね)という気持ちからか、鹿との距離感をどのくらいに取ったらいいのか定めあぐねているようでした。




 ちなみにここには狐も住んでいるのですが、夜行性なのでさすがに出会えませんでした。またクワガタムシの生息地としても有名です。
 そうそう、変わったところでは、インコ(ワカケホンセイインコ、 ツキノワインコとも呼ばれる)が空を飛び交っているんですよ。昔住んでいた井の頭公園でも時々見かけましたが、ペットだったものが繁殖したんでしょうか。



 なんやかんやで半日楽しんだのですが、最後に決定的な失敗。思ったゲートと全然違うところに来てしまって、ベンチで雑談している地元のおばさんに訊いてみたら、目指す場所は全然反対側。
 何しろこの公園、Richmond、Ham、Wimbledonなどの6つの街に囲まれているので、出口を間違えると、思ったバスにも乗れなくなってしまうんです。

 久しぶりに遠足に出た子供になったような楽しい日曜日でした。

開かれた警察

2011-10-05 | 旅・イベント
 あれだけiPhone5のリリースが噂されていたにもかかわらず、結局iPhone4Sどまりでしたね。
 でも、中国では「iPhone5」の偽物が出回りかけたところを押収されたとのニュースを見ました。凄いなぁ。どういったスペックやデザインを取り入れようとしていたんだろう。それとも単純にロゴが「5」になっているだけ?(笑)

 まぁ、でもこの手の犯罪は可愛い(?)もんですよね。しかし、例えば最近のネット犯罪の手の込みようには感心してしまいます。警察も次々と対応を強化しなければならなくて大変だと思います。

 日曜日にブルージュの街を歩いていると、警察署に出くわしたのですが、何かイベントをやっている様子。どうやらオープン・オフィスみたいな感じで、地元の一般人に内部を開放しているみたいです。
 あまり観光客のやることではないんでしょうが、好奇心から覗いてみました。

 昔から旅先で危険な目に会ったのは一度や二度じゃないので(苦笑)、外国の警察というのは何度か内部に入ったことはありますが、ここはことさらに素朴な感じがしました。
 部屋には歴代のユニフォームが展示されていたり、庭先では警官が子供らにパトカーを見せたり、バイクに乗せてあげたり......最後には飲物のサービスもあり、ポケットライトのおまけまでもらいました。




 それだけに、この特殊部隊の制服のような人形の前でのシューティング・ゲームにはけっこう違和感を感じた次第です。ブルージュの街でこんな制服を着て銃を持つなんて、想像できません。



 でも、その後、これがロンドンだったら、と考えると決しておかしくはないという事実に唖然としました。
 平和な時代が早く来ますように!

小京都?

2011-10-04 | 旅・イベント
 今週はデスク仕事が多くて、通りがかりのネタに恵まれそうにないので、もうしばらく先週末のベルギー旅行でお茶を濁すことにしようかな。

 さて、人と会って話したり、ブログ読んでくれた人からメールもらったりして、意外とブルージュに行った人が多いことを知りました。何となくのイメージですが、ヨーロッパの人にとっては“小京都”って感じなのかもしれません。

 ブルージュは英語とフランス語ではBrugesと綴るのですが、現地(のフラマン語?)ではBruggeと書いて、どうも日本語でカナを当てると「ブルッヘ」に近い発音のようです。
 意味は“橋”で、街に張り巡らされた運河にかかる橋に因んだ名称とのこと。

 今回は(というか、このところ思い立っての旅が多くて、いつも)下調べの殆どない旅だったので、運河沿いにぶらぶらと散歩を楽しんで、気になる建物があったら中に入ってみるといった、あまり日本人的ではないのんびりした行動でした。

 それでも、風車を見たり、由緒ありそうな教会に入ったり、街で一番古いというカフェ(16世紀以来?)でお茶を飲んだり、それなりに楽しむことはできました。






 ということで、基本的にはゆったりできたのですが、中心部には驚くほどの人が溢れていました。週末とは言っても、もう夏のバカンス・シーズンからはほど遠い10月初めなのに、これだけの観光客が集まってくるのは驚きです。

 だからか、駅などで目立ったのは“スリに注意”のマーク。どの地でもこんな輩が評判を貶めるんですね。



ユーロスターで週末旅行

2011-10-01 | 旅・イベント
 今年も夏休みを取れませんでした。おまけに忙しい仕事と展示会と引っ越しが重なって、9月はろくに週末も休めないまま。
 なのに皮肉なことに、あんなに寒かった夏の後、地中海からの風の影響だという、こちらでは真夏並みの気温が続き、週末は27度の最高気温予想。

 そこで思い立って、週末旅行をすることにしました。
 東京・大阪間の新幹線に乗る感覚で、それよりも時間は短く、料金も安く“海外”旅行ができるというのは、本当にヨーロッパにいるアドバンテージだと思います。

 それにしてもユーロスターって、どうしてちゃんと掃除しないんだろう。先頭車両の汚れを見ると、高まった旅気分が何だかげんなりしてしまいそうに…….



 ともかく、やってきました。ブルージュ!
 ベルギーの中でも、いやヨーロッパでも有数の古都で、世界遺産にも登録されているこの街は、とにかくどこを歩いても石畳の道で、中世の姿を留めたままの建物に囲まれ、綺麗です。




 そして、“水の都”と称されるように、運河もその景色に一役買っていて、まるで鏡のようにリフレクションした光景が、時に幻想的でさえあります。




 それにしても、これだけ綺麗な街を保つためには住民の努力も必要なわけで、特に世界遺産に指定ともなれば、自分の家の工事にさえも許可が必要みたいです。
 ホテルやレストランの接客のプロと共に(今のところ満足なサービスです)、地元の住民にも感謝!