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ロンドンから徒然に

今度こそ~初夏編

2013-06-08 | 旅・イベント
 一ヶ月前に『今度こそ』なんてタイトルを付けて、高らかに(?)春を宣言したんですが、実はあの後またまた惨めな5月が続いたんです。最高気温も15度まで上がればいい方で、何より雨の多い天気。冬服をしまったのを後悔したくらい。
 で、その後ついつい天候に触れるのには臆病になってしまいました。何しろ僕が良い天気だと書くと、たちまち天の邪鬼な気候がそれを裏切るという感じでしたから。

 でも、でも……多分今度こそは宣言していいと思うんですよね。例年のような素晴らしい6月。いや、朝夕はまだ少し寒いですが(と少し断っておかないとしっぺ返しが怖い・笑)、典型的なロンドンの爽やかな初夏。
 ジューン・ブライドって人気あるでしょ?でもあれはやっぱり梅雨の日本じゃダメで、こちらで式を挙げてこそですよ。ほぼ20年も前に友人のパーティーに招待されて以来それを実感しています。

 うちの近くのSouthbankも、冬は川風とビル風(近くにひとつ高いビルがあるんです)の二本立てでめちゃくちゃ寒いですが、さぁ夏こその本領発揮。素晴らしい散歩コースになっています。特にこれから真夏にかけては色んな企画があって、歩いているだけで楽しいです。
 最近出来上がった広場ではたくさんの人が日光浴。そしてテムズ川沿いに砂を敷いた即席の“砂浜”では子供達がバカンス気分。




 さて、僕も週末の昼下がりを楽しもうと外に出た途端、自転車の大群にびっくり!あ、そうだ、今日は例のWorld Naked Bike Ride の日だったんだ。
 彼らの開放感にはちょっとかないそうにないなぁ。




イギリスは不味い?

2013-01-11 | 旅・イベント
 最近日本から届く知らせには揃って寒さを訴えているものが多いんです。その上でロンドンの寒さを気遣ってくれるのですが、いやいやここひと月ばかりはずっと暖かくて拍子抜けするくらいでした。東京と寒さが逆転している日さえ多かったですからね。

 ところが今週Canary Wharf(この金融センターを訪れると未だに違和感があります)の地下鉄駅から地上に上ってくると、なんと雪が降り込んできました。
 あれっ?

 いや、すぐに人工雪だということが分かったんですけどね。エビアンEvianのキャンペーンで、イメージカラーのピンクのブランコが設えられて、雪がビル群の間に舞っていました。まさかミネラルウォーターで出来た雪というわけでもないんでしょうが。



 僕がロンドンよりパリ贔屓だったごく若造の頃、パリで頑張って一流のレストランに入ったら、せいぜい発泡性 (gazeuse) か そうでない普通のもの (non gazeuse = plate)かくらい訊かれるだろうと思ったミネラルウォーターが、それぞれに数種類ずつ銘柄を揃えていて希望を訊かれたのに驚きました。
 対比で言うなら、その頃のロンドンはおそらく日本人が一般的に抱いているイメージのままの「不味い英国料理」だったでしょうしね。

 でも、今日の朝日新聞の記事でも取り上げられていましたが、今のイギリスは決して不味くはなく、けっこう美味しい食事が揃っているんです。その原因を新聞は“セレブシェフの出現”による影響としていますが、ことはそう単純な話ではなく色んな要素が絡み合っての結果だと個人的には思っています。ちょっとここでは書き切れませんが。

 ただ、美味しくなったと言っても、日本のような繊細な味付けというのとはちょっと違うと感じています。何と言ったらいいのかな、例えばオーガニックな素材が根付いているといったようなもっと無骨なところでの美味しさ。だから日本と同じ尺度で考えようとするとまた違うのかもしれません。
 でも、旅する方達、「イギリスは不味い」と最初から諦めるのでなく、ちゃんと情報を仕入れて食も楽しんでいって下さい。(観光地のど真ん中での食事は避けた方が無難かも)

 さて、週末あたりから今度は本格的な寒さの到来も予報されていて、いよいよこの冬最初の雪を見ることになるかもしれません。

色とりどりのキオスク

2012-07-05 | 旅・イベント
 ちゃんと英語でありながら英語でない響きがする単語というのが時々あります。kiosk(あるいはkiosque)もそのひとつかな。本当かどうかトルコ語のkioshk(oが上手く変換できませんが、上に点2つ付きます)が語源らしく「あずまや」の意味なんだそうです。

 キオスクは日本語としても馴染んでいるように、通常は駅などにある売店のことを指しますが、イギリス英語では実はこれもキオスクと呼びます。
 電話ボックス。

 ロンドンでは街中のあちこちに赤い電話ボックスの姿が見られ、観光客の絶好の記念写真対象になっていますが、本来の用途に使われているのを見ることは殆どありません。
 ならば、というわけでもないでしょうが、実際に電話の機能は付いていない、アーティストによる芸術作品と化した電話ボックスが街頭に展示されています。



(左上の写真は通常のものです)

 これらの電話ボックス、展示後にはオークションにかけられるそうなんですが、実はつい最近60台の普通の電話ボックスが売りに出されたんです。1,950ポンド+消費税(イギリスは20%もしますが)。金に余裕があって、庭でも持っていたら欲しくなる金額です。もっとも輸送費は当然自前なので、日本に輸入しようなんて考えたらとんでもない値段になりそうですが。

 実は電話ボックスが売りに出されるのはこれが初めてというわけではなく、2008年から実施された地域のコミュニティへの販売の際は、その用途が公のためにという条件付だったんでしょうが、わずか1ポンドで売られました。
 対象的に高い金額を払ったことで知られているのが、往年の大歌手トム・ジョーンズ。カリフォルニアのマンションに送った際に支払った全金額が50,000ポンドとのことです。

 もっともこの電話ボックス、彼にとっては非常にスペシャルなもの。というのも、自分のうちに電話がなかったため、後に夫人となるリンダさんとの会話のために毎晩閉じこもった電話ボックスそのものなんです。そして自分が父親になったことを知ったのも、その電話ボックスの中でのこと。
 さらにはこの話、おまけがあって、カリフォルニアでその電話ボックスを通して、今度は自分がおじいちゃんになったことを知らされたそうです。

 昔は電話ボックスの中という会話の物理的な制約があったり、10円玉が3分間という時間的な制約があったり、家にかけるのが普通なのであまり遅くはかけられないなどの時刻的制約もあったり、ついでに言うなら他の人が出るかもしれないという心理的な制約もあったりで、それが逆に密度の濃い時間を生んでいたような気がするんですが、携帯やスマホを通じての、ある意味制約のない時間の在り方は、その頃とはまた全然違った物語を創出するんでしょうね。それはそれでまた面白い。

ダイヤモンド・ジュビリー(3)

2012-06-11 | 旅・イベント
 そもそも根性無しなもので、5時間も6時間も前から並んで待つなんてことができない上に、そんなに長くなると当然トイレの心配もありますよね。もちろん仮設トイレはあるんですが、せっかく前の方に並んだとしても、一旦場を離れたらもう戻れなさそうなくらいの人混みなんですよ。
 というわけで、最終日の6月5日になるともう一種の開き直りで、雰囲気を味わえればいいや、とまた時間ぎりぎりになってイベントに出かけました。

 この日は祝日にもかかわらず午前中仕事が入っていたために、その時間に行われるセント・ポール大聖堂での特別礼拝はまずパスです。後でニュースを見たら、沿道によっては穴場もあったみたいですが。
 スケジュールを調べると、その後女王は国会議事堂内のウェストミンスター・ホールでの午餐会に向かうとのこと。これにも間に合いそうにないので、行くとしたらこの後ですね。

 午餐会の後バッキンガム宮殿に戻られるわけですが、ホワイト・ホールを通ってトラファルガー・スクェアの前からマルへと向かう進路です。
 この道のどこかでと思ったものの、既に各所がシャットアウトされて思うように動くこともできず、結局ホワイト・ホールの途中、かなり後ろから見ることしかできません。子供達は仮設トイレの屋根によじ登っています。



 結局人混みの透き間から見えたのは馬に乗ったホースガーズの制服だけ。この馬に牽かれた馬車の中に女王夫妻、チャールズ皇太子夫妻、ウィリアム&ケイトとハリーがいたのだというのは晚に見たTVのニュースで初めて確認できました。

 パレードが終わって人の波に流されるままに移動していたらバッキンガム宮殿の前まで来ました。皮肉なことに前の晚近寄ることもできなかったコンサートのステージの真後ろです。
 宮殿の中央にある有名なバルコニーに王室ファミリーが勢揃いして挨拶をされるわけですが、例のステージが遮って見ることができません。僕の後ろに延々と続いている、マルにいる人達の列も同様なわけです。

 結局姿を見ることのできるほんの一握りの人達の拍手のタイミングに合わせてまた拍手するだけでしたが、それでも皆嬉しそうでした。
 英空軍による華麗なパレード飛行(これは空の上ですから当然見ることができます)の際にバルコニーにおられたのだということもまたその日の晩のニュースで確認した次第です。

 さてこれで一連の祝賀イベントは終了。街を、いや国を挙げての一大行事でした。
 それにしてもつくづく王室と一般の人達との距離感は興味深いものでした。まず日本ではタブーと思われることもたくさん。

 例えば本屋を覗くと、大人向けから子供向けまで様々な特集本が並びましたが、その中にあった着せ替えブック。下着姿の女王夫妻やウィリアム&ケイトの切り抜きが中身にあります。また情報誌のTime Outは女王に目隠ししたコラージュを表紙に採用。
 さらに普段から皇室や政治家に対するアイロニーたっぷりで有名な雑誌『Private Eye』の表紙なんかはこの時期でさえ「How The Role Of The Queen Has Changed Over The Decades(この何十年かの間に女王の役割はどう変わったか)」というタイトルで、6枚の写真 を並べています。どれもが観衆に向かって右手を挙げる女王の写真です(つまりずっと国民に向かって手を振ることが仕事だったと皮肉りたいわけです)。

 しかしながらこれはとんでもない嘘で、女王の毎日は激務と言っていいほどの大変さです。
 毎日200通以上の手紙に目を通し、公文書に署名、毎週水曜日の夕方には首相と定期会合...あれやこれやで年間400以上の国内公務をこなすほか、世界各国の要人との王室外交、600以上の慈善団体のパトロンとしての務めなどなど…保養地での休暇中でさえ国内外の重要事項が毎日伝えられるということで、1年間で本当に丸々休みを取ることができるのはクリスマスだけだと言われています。
 これを60年以上にわたってこなしてきたことを思うと、本当に頭が下がる思いです。




 国民もこれらのことを分かっているので、こうして心から敬愛する気持ちが表れた4日間になったんでしょうね。
 できれば王室初めての在位70周年(プラチナ・ジュビリー?)もお祝いさせてほしいものです。多分可能性高いと思います。

ダイヤモンド・ジュビリー(2)

2012-06-09 | 旅・イベント
 数ある屋外コンサートの中でも、この場所というのはやはりすごく特別だったんじゃないでしょうか。バッキンガム宮殿の真正面に設えられたステージ。出演するミュージシャンにとっても参加する聴衆にとっても忘れられないコンサートになったに違いありません。6月4日に行われたConcert at Buckingham Palaceです。

 その限られた聴衆は1万人。無料ですがUKに住んでいる人限定の抽選です。もちろん応募しましたよ。でも競争率が240倍!やっぱり外れてしまいました。
 羨ましいことに、当選した人にはさらに特典として宮殿内の庭でのピクニックが付いてくるんです。おまけにお弁当まで。このお弁当にはさらに雨天用のポンチョまで付いていたらしいのですが、幸いこの日は天候に恵まれました。

 午前中近くまで来てみると、宮殿に続くThe Mallには早くもテントに陣取っている人もいますが全体にのどかな感じで、この通りの途中幾つかと、隣接するセント・ジェームス・パークの一部にビッグ・スクリーンが設置されています。




 1万人の聴衆の中に入れなかった人達には、ここで雰囲気を楽しむという選択肢もあるわけです。あとはBBCでの生放送。
 ということで、一応TV放送を見ることにしました(以下の写真は全てTVを見ながら撮った、ちょっとひどい写真です)。

 客席には女王を始めとする皇室ご一家の姿が見られます。但し、女王が席に着かれたのは後半になってからです。



 出演者は一応この在位の期間を彩ったミュージシャンから選択した形で、超ベテランから比較的新人まで、またジャンルもポップスからクラシックまで多岐に渡っています。
 その意味では中堅ということになるのかな?ロビー・ウィリアムズがトップ・バッターで、この記念すべきコンサートの幕を開けました。

 その後はウィル・アイ・アム、ジェシー・J、クリフ・リチャード、ラン・ラン、エド・シーランなど新旧織り交ぜて進行するわけですが、見ているうちにやっぱり近くまで行って雰囲気を肌で感じ取りたくなってきました。
 
 ということで警官がたくさん張り込んでいる中を近づこうとしたのですが、時既に遅し。宮殿への道はどこもシャットアウトされ、セント・ジェームス・パーク内にも立ち入ることができません。ハイド・パークには入れるよ、と言われたものの、それならば自分のうちの方がまだしも近いわけで、結局戻ってまたTV鑑賞に。

 もう一度チャンネルを付けたらカイリー・ミノーグの出番でした。そしてアルフィー・ボー&ルネ・フレミングを挟んでエルトン・ジョン、スティーヴィー・ワンダーと続きます。そう言えば丁度スティーヴィー・ワンダーの歌声は昼前のリハーサルに時に生で聴くことができたんです。今更ながら凄いです。



 夏至に近い今は夜9時半くらいまで明るいのですが、さすがにこの頃には暗くなり、マッドネスが屋上に現れてプレイする際には宮殿全体が巨大なスクリーンと化して、一大スペクタクルの様相を呈しました。
 ちなみに、The Mallはこんなに人で溢れています。



 さてさてトリを飾るのは我らがポール・マッカートニー。“マジカル・ミステリー・ツアー”、“オール・マイ・ラヴィング”、“レット・イット・ビー”、“リヴ・アンド・レット・ダイ”、“オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ”と続けましたが、途中で脱いだ上着の裏地がイギリス国旗模様だったのには皆大受け。そしてこの時に抱えたベースにも国旗がペインティングされていました。



 全ての演奏が終わり、女王もステージに現れてチャールズ皇太子のスピーチです。今日出席することのできなかったフィリップ殿下への気遣いと、女王への愛情と尊敬が込められた感動的なスピーチでした。



 うまくユーモアも込めて上手にまとめる皇室のスピーチにはいつも感心するのですが、ちなみにこの日のユーモアのひとつは「…… thank God the weather turned out fine. And the reason of course is because I didn't do the weather forecast.」
 天気が良くなったのは自分が天気予報をしなかったからだ、と仰有っているのですが、これには実は伏線があるんです。
 先月BBCスコットランドを訪ねた時に天気予報士を急に務めることになったのですが、その日の天気が雨だったというわけです。

 この日は英国各地や連邦国でBeacon(かがり火)が焚かれたのですが、スピーチ終了後にそれを締め括る女王の手による最後のBeaconが灯されました。そしてそれと同時に、赤・青・白に染まったバッキンガム宮殿を背景に花火の連発。
 その音は僕のうちにまで聞こえ、TV の画面と連動するリアルな音が何とも迫力ありました。



 こうしてコンサートは終了。しかし行事はまだまだ続きます。

ダイヤモンド・ジュビリー(1)

2012-06-07 | 旅・イベント
 「この年は天候が不順きわまりなかった。5月は陽光が溢れ、ロンドン市内で30度を超える暑さを記録した日さえあったものの、5月26日を境に天候は一変。6月2日当日の気温は12度止まり。路面は濡れたままで、バッキンガム宮殿のバルコニーを目指して急ぐ人々は冬のコートを着用していた。」

 これ、実は59年前のエリザベス女王の戴冠式の際の記述なんです。ちなみに実際の即位と戴冠式は1年ずれているので、今年が即位60周年ということになります。そのため今年は祝日も変則で、6月2日(土)から5日(火)まで4連休となり、様々な記念行事が行われました。

 さて、最初の記述に戻りますが、これを最初読んだ時にまるで今年を占っているんじゃないかと思ったくらいです。この4日間を通して殆ど太陽が覗くことはなく、気温も随分下がってしまったんです。
 それにもかかわらず、どこも熱狂的な盛り上がりで、文字通り国をあげての一大イベントとなりました。

 街は徐々に“お化粧”をしてムードを盛り上げて行きます。これだけの国旗(と、そのカラーの赤、白、青)の数を見たのは初めての気がします。



 初日の6月2日(土)には、女王は有名なThe Epsom Derbyを観戦。この日は特に一般の人が参加できるようなイベントもなく、街の様子も普段とそう変わりはありませんでした。

 翌3日(日)。まずはビッグ・ジュビリー・ランチ。
 ビッグ・ランチはもともとは地域のコミュニケーションを深める目的で発案された、隣近所の人達と一緒にランチを楽しもうという催しなんですが、ジュビリーを記念してロンドン市内だけでも1,000ヶ所以上の通りを封鎖して行われるとのこと。
 
 なかでもおそらくこれが一番“ビッグ”なランチでしょう。ピカデリー・サーカスからリッツホテルまでの間に500席を設置して行われました。
 席は無料ですが、1時間ごとの交代制で、飲食物は自分達で持ち込んでも構いません。

 ピカデリーがこうして歩行者天国になることも滅多にないので、それだけでも価値があるかな。
 ただ残念なことに雨は降るわ、風は吹くわで、落ち着いて食事する状態ではなかったでしょうが、それでも皆雰囲気は明るく、心からこのイベントを楽しんでいるようでした。
 僕は知りませんでしたが、友人の話ではチャールズ皇太子御夫妻やキャメロン首相夫妻もこの席に着いたとのことです。



 ここにはビッグ・スクリーンも設置されて、一連のイベントの様子が映し出されます。
 中でもハイライトと言えそうなのが、この日の午後行われるThames Diamond Jubilee Pageant。ボートやカヌーも含めた大小様々な船約1000隻の水上パレードで、これほどの規模のものは約350年ぶりとのことで、華やかなものになるのは間違いありません。せっかくならばTVでなく、少しでも実物を、とテムズ川に近づくことにしました。

 Putneyから女王御夫妻が乗り込んだGloriana号を中心に、パレードは終点のタワー・ブリッジ付近まで続きます。事前によく調べておけば穴場もあったんでしょうが、分かっていながらもつい自分のフラットに近いサウスバンクに陣取ろうとしました。もちろんよく見えるわけもなく、たまに人の透き間からそれらしき影が見えるだけ。まぁ始めから雰囲気を楽しむだけと割り切っていたので構わないんですが。



 それにしても、この寒さの中ずっと立ち上がって両岸の観衆に手を振られる皇室の方々、特にエリザベス女王(86歳)とフィリップ殿下(10日に91歳の誕生日を迎えられます)は大変だったと思います。この翌日殿下は膀胱感染症で入院されましたが、この日の寒さが一因だったんじゃなかろうかと思います。

 さて、行事はまだまだ続きます。長くなりそうなので今日はここまで。
 このところ忙しくてブログをサボり気味なんですが、この件をあまり引き延ばしてもそれこそ間が抜けるので、できるだけ早めに終わるようにします。(多分)

後れ馳せながら~Chelsea Flower Show

2012-06-03 | 旅・イベント
 振り返ってみると、今年のロンドンは本当に気候不順です。
 1月、2月は日本よりも穏やかなくらいの気温で雪を見ることも殆どありませんでした。ところがいきなり3月には真夏のような暑さがやってきて、そうかと思ったら4月は真冬の寒さに揺り戻し。そのまま5月に続いてしまい、おまけに雨という最悪な状態。

 でも、このイベントにはいつも汗をかくくらいの陽気な天候が似合うようで、今年も開催の時期には本来の5月の素晴らしさを取り戻していました。そう、チェルシー・フラワー・ショーはこうでなきゃ。
 但し、このイベントももう一週間以上も前のこと。今更書くのもどうかとは思うのですが……その上、夕方からしか入場できないチケットだったので、急ぎ足で駆け抜けてしまいました。なのでごく簡単に写真中心で済ませます。

 会場となったRoyal Hospitalで迎えてくれるのは、いつものように、ここで暮らす退役軍人の人形と、最近仲間入りした象(このことについては何度かブログにも書きました)



 何しろ毎年15万人以上が訪れるビッグ・イベントとあって、チケットはいつも売り切れ。夕方になってもたくさんの人で溢れています。日本からもツアーが組まれているのか、何組か日本人のグループと遭遇しました。



 ガーデンとか花を好きな人って本当に熱心ですよね。但し、ここにあるガーデンはいわばファッションショーの洋服と同じ。そのまま自分のうちに再現できるはずはなく、殆どの人がため息混じりに見ていました。




 特設の巨大なテントの中にはいつもと同じようにたくさんの花達。さて、どれを載せようか...と迷っている時間もないので、とりあえず上から順番に何点かだけピックアップしておきます。







 この時期皆に愛される飲物がPimm’s。ジンをベースにして柑橘系フルーツなんかがブレンドされている爽やか系のカクテルなんですが、ウィンブルドンなんかでもよく飲まれているので見た方も多いかと思います。本当かどうかそのレシピを知るのは創業者の子孫ほか世界で6人しかいないと言われています。



 さて、明日は女王の即位60周年記念式典で盛り上がる予定です。この会場内にもそれをテーマにした花のモニュメントが見られました。明日もPimm’sが美味しく感じられる天候ならいいんですが、どうやら雨?





“道”

2012-04-22 | 旅・イベント
 帰国の度に毎回同じように後から謝っているのですが、また会えなかった人達どうもすみませんでした。
 どうにも時間の遣り繰りが下手で、うまく時間を空けられず、おまけに滞在中ずっと体調がいまいちだったもので、あまり遅い深夜とかに“飲みに行く”元気もなく、また不義理してしまいました。

 会おうと思うとなかなか時間が合わない人達がいるかと思うと、偶然色んな人達に会えたりすることがあるのも面白いですね。
 某日のこと、あらきゆうこちゃんとShimmy夫婦とランチを取り、その後予定になかった“くるり”のレコーディング現場にお邪魔することになり、別件の打合せを済ませて夜スキマスイッチのコンサートに行くと、隣の席にさかいゆうくんが、そして遅れてその隣には秦基博くん。この日だけでミュージシャン10人と会ったことになります。



 いつも感心するのは、皆の音楽に対する姿勢。その真摯さは、まぁプロだから当たり前と言えば当たり前なんですが、例えがいいかどうかはともかく、剣道だとか柔道だとかいった“道”に通じる、いわば“音楽道”みたいな求道的な姿勢さえ感じてしまいます。このたゆまぬ努力があるからこそ皆第一線で活躍しているんでしょうけどね。

 振り返って自分を見ると、何事に対しても何とまぁ中途半端な向き合い方だったことか(苦笑)。何かを極めようとする前に、その辛さを放棄してきた感じがして、今更ながら自己嫌悪です。
 色んな思いが交錯した今回の日本滞在だったなぁ。

桜に好かれる?

2012-04-20 | 旅・イベント
 通常ヨーロッパでは1月~3月にかけて展示会が続き、そのレポート作成の都合なんかもあって、春の一時帰国は何だかいつも慌ただしく、直前に国内での主たる打合せ2,3本の日程を決め、次にその前後を埋めていって、貧乏性なもので結果的に滞在中は朝から晩まで予定を入れてしまい、終いには自分で自分の首を絞めるという状態になってしまいます。

 計画を入れた後でふっと意識が行くのが桜のこと。今年は大阪から入り、4月8日の夜~15日の間の滞在だったので、端からもう遅すぎるだろうと諦めていたんです。
 ところがどうやら日本ではずっと寒さが続いていたため開花の時期が遅れ気味らしく、丁度満開の時期に当たる可能性が強いことが分かりました。

 となると、後悔するのが時間を空けなかったこと。夜は全て予定を入れてしまったため、少なくとも夜桜は無理。昼間は打合せの移動の地点に桜の名所はなし。その上、天気予報を見ると滞在途中で雨の予報も。
 ということで、選んだのが東京に移動する前のわずかな時間。午前中の打合せもそこそこに大阪から京都に移動。駆け足で(本当に走るような速さで)かつて住んでいた地域を回って、そのまま新幹線に飛び乗りました。





 考えてみたら、昨年だったか一昨年だったかは、逆に3月の早めに帰国して、早すぎるだろうと思っていた桜が、異常な暖かさのために早めに開花して、これまた見ることができました。どうやら桜には好かれているみたいです(笑)

 それにしても不思議なのが、イギリスにだって(あるいは他の国にだって)同種の桜はたくさん存在するのに、やっぱり日本で見る桜が一番綺麗なこと。背景になる建物だとか、周囲の空気感だとか、あるいは自分の内なる心情だとか、桜を見る時のそもそもの環境がやっぱり違うんでしょうね。
 そう言えば、桜を見る時の心境って何だか複雑な気が......

時差ボケplus

2012-04-09 | 旅・イベント
 8日に成田経由伊丹着で日本に入りました。
 来る前に風邪をこじらせて、やっと治ったと思ったら後遺症で鼻炎が続いて、おまけに今年は花粉症気味の症状さえ出て、もう「辛い!」の一言。これに時差ボケが重なっている状態なんですよ。
 飛行機では耳鳴りがするし(そんな状態でヘッドフォンして映画見てるバカですが)、ホテルでは一晩中ずっと天井を仰いでいるし(これじゃいっそずっと外で過ごしても一緒なんじゃないか)、よくこの状態でもってるなぁと自分で体力を感心(そんな場合じゃないですが)。
 東京への移動の新幹線で何とか寝よう。