いつもは研ぐのが面倒なので、無洗米にしている私ですが、
この間実家から今年の新米を少し貰ってきて、
手早く丁寧にと心掛けて研いだら、いい匂いでつやつやして本当に美味しかったのです。
そこで、「せっかくの新米の季節だから、今度の週末はアレが食べたいな。」
と母親にリクエストしました。
写真でお分かりでしょうか?
我が県の誇る郷土料理「きりたんぽ鍋」です。
最近は比内地鶏のダシ付きセットが売っているので便利ですが、
それでも我が家なりのこだわりがあるのです。
我が家では、まず最初に大鍋に鶏ガラでたっぷりのスープを取ります。
キリタンポ鍋はダシが決め手ですからね。
今回母親は昆布も入れたとか。
コトコト煮込むと、本当にコクのある透明なスープに仕上がりますので、
酒・みりん・醤油で、味付けします。
父は生前、この時に引き上げたトリガラを酒のつまみにしていましたが、
骨の所のお肉って結構イケるんですよね。
(私もこの日少し食べてみましたが、旨いんだよね。)
このトリガラを食べる為に本場県北のお店では、
ガラを微塵にして卓球のボール大に丸めたものを売っている所もあるようですが、
実家の近くには無いんです。(残念!)
キノコは「舞茸」でなくては駄目。
ダシとの相性が抜群だと私は思っています。
比内地鶏(キンカン、内臓類も入れましょう。)はもちろんですが、
ゴボウは必ず入れます。
これがないと味が決まらない気がします。
それに大きめに切ったネギ(甘みが出ます。)と糸コン、大量のせり。
具はこれだけ。
本当はお豆腐と白菜が大好きな私ですが、
他のものを入れると水っぽくなる気がしますので、
キリタンポの時は我慢します。
母はこの日、味噌を少しだけ入れて隠し味にしたそうです。
いやー、美味しかったです。
初物を食べて、寿命が延びたよ。
そうそう、我が家ではキリタンポの時必ず、「柿ナマス」を作ります。
柿と大根おろしの酢の物なんです。
鍋がコッテリしているので、
これを箸休めにすると、
口の中がさっぱりして、何杯でも食べられちゃうんですよね。
(ちなみに大食らいの私は3杯頂いちゃいました。)
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