秋田ではこの季節、どこの家庭でもハタハタが来るのを待っています。
新聞でも「季節ハタハタ到来」の話題が取り上げられるし、
職場でも「昨日はハタハタ１０匹食った。
旨くって、ビールも酒っこも焼酎も進むごど。いやー、食った食った。」と
男どもが嬉しそうに会話しています。
それにしても季節ハタハタってどういう意味？とお思いのあなたにちょこっとだけ教えて進ぜよう。
それまで沖にいたハタハタは水温が下がると産卵のため沿岸を群遊するんだそうで、
それを狙って網でドカッと捕獲のをするのを言うらしいです。
当然大漁になる訳で、値段も下がるんですよね。
今年も数日前に「季節ハタハタ」が秋田にやってきて、私の周りでもその話題で持ちきり。
今年のハタハタは去年よりかなり魚体が立派！
それだけで大騒ぎをしてしまうハタハタ大好きな秋田県民なのです。
きっと「今夜はハタハタ」というお宅も多いことでしょう。
そんなわけで我が家も昨日はハタハタにしました。
ハタハタの卵のことを「ブリコ」というのですが、県民のほとんどはこのブリコが大好き。
だからブリコの入った雌は雄の2倍の値段です。
私はそれほどブリコは好まないので、
食べる身の部分が多いオスと半々のパックを買ってきました。
今夜はＫさんご推薦の味噌焼き。
Ｈ美ちゃんから粉末のあごだしをもらったので、
香りを楽しむためにほんの少しだけお味噌を入れたシンプルな舞茸のお味噌汁と、
前の日に旬菜で買ってきたビタミン大根の酢漬けとともに、
「日本人に生まれた幸せ」の食卓となりました。