日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

短い天寿をまっとうしたセミ、また来年会いましょう!ご苦労様でした。

2020-08-22 07:40:00 | 日記
     今日の言葉

長年つきあっても気ごころ知れぬものもあり。立ち話だけでも百年の知己になる。      

天寿を全うすること

セミの寿命は短く、ひと夏しか生きられません。その間、朝から夕方まで、「ミ-ンミ-ン」と力の限り鳴いています。「私たちせみは夏の始終を知らせるために天から命を授けられたのです。声自慢の合唱、聴いて下さいましたか?」そのようなささやきが聞こえてきました。

マンション巡回中、バルコニーに、短い生涯を終えたせみの亡骸がありました。アスファルトジャングルの都会に生を受け、土に還ることもできずに、熱いコンクリートで死を迎えた姿、生死はいつも独りぼっち、セミの亡骸に自分を重ね、同じ運命をたどるのだ、と気をひきしめました。

朝の散歩からの帰り道、「オ-シンツクツク、オ-シンツクツク」とアブラゼミとは違うメロディが聞こえてきました。この声は、夏の終わりを告げています。セミにも種類があり、それぞれの役割分担しているのだ、天地創造された方の配慮に頭が下がります。そして、『参りました』

すると、私も創造され、生きているのは奇跡、命の大切さにきづかされたせみとの会話でした。

ご訪問ありがとうございました。