探そしましょう！大黒柱を

　『安居なきに非ず。
　　　　我に安心なきなり。』墨子
解説⇒心の安らぎというのは、心が安定していればどこにいても安心して過ごせる。

　平成最後の年、日本人の閉塞感は全国津々浦々に蔓延しています。それは、精神的、経済的貧困化が原因です。『大黒柱』という三文字を見聞きする機会がありません。精神的支柱、経済的支柱の存在がなく、日本の国と人はどこを目指していけばいいのか漂っているのが現実です。考え方をポジティブに向ければどのような環境にいても幸せに暮らすことができます。

「狭いながらも楽しい我が家」というフレ―ズが戦後復興期に流行りました。ちゃぶ台を囲み、ごちそうはないけれども、みなが笑顔でごはんを食べていました。給料日には、父親の晩酌のお銚子が一本増え、子供たちのお土産ありました。その頃の大黒柱は父親で、一人の稼ぎで家族全員面倒みていました。
「地震・雷・火事・親父」というのも古めかしくなりましたが、父親が権威を持ち、空威張りもありましたが重しになり、子供たちの暴走を止めていました。平成に軽石になり消えてなくなりました。

　大黒柱の役割は、精神と経済の貧困化から守る防波堤だったのでした。現代社会を見渡しても頼りになる寄りかかれる大木は見当たりません。「寄らば大樹の陰」暖かくつつみこむ『安心ワールド』がありません。日本国及び、日本人のアイデンティティー(立ち位置)をどこに定めればよいのか探す時期にきています。今一度振り返るために我が国の歴史を学び直す必要性を感じ資料を調べているこの頃です。

　どのような時代に住んだとしても自分自身が安心して暮らせるような思考回路と道筋を創る努力はし続けなければなりません。
　
　この世に生を受けたことに感謝の証しとして、ダリアの写真掲載します。

愛犬”なな“の三回忌

　10月13日は”なな“の命日になります。16年6ヵ月の間、家族の一員として過ごし、たくさんの思い出を残して、天国に旅立ちました。今日三回忌の墓参りに、妻と共に出かけました。白金高輪にあるペット墓地に遺骨は安置されています。
　”なな“が我が家に住むようになった日々を振り返ると前と後での暮らしが一変しました。👨‍👩‍👦の潤滑油として、とても重要な存在になりました。👨‍👩‍👦間で気まずい雰囲気に包まれると必ず仲裁に現れます。また、“なな”との散歩があり、寄り道せずに帰宅するので、私の財布も癒されていました。”なな“と過ごした中で、一番の幸運は、新築の家に住むことができたことです。共に、🆕🏠🆕暮らすつもりでしたが、残念なことに引っ越しする半年前に旅立ちました。
　ベッド葬儀屋さんにお願いし、骨壺に遺骨を納めていただきました。その時、形見として、毛入りのアクセサリーに加工いていただいた品物の写真です。葬儀屋さんの名前は忘れましたが、今でも感謝しています。今宵、一晩、供養のために一杯やってます。
　二代目飼うことは考えていません。合掌。
　

天寿

　秩父にあるダリア園で撮影した
『天寿』と命名されたダリアです。山並みを背景に天に向かい、まっすぐに伸びる凛々しい姿に感動を覚え撮影しました。
　すぐに、見せたくて、一文を添えて、写メールをおくりました。相手は義理の父親です。大正、昭和、平成の三時代を生きてきて、今年で満九十三歳になります。寝たきりなので、退屈しのぎの手助けの一つになれば、その一心でした。

ちなみに、『天寿』とは
天から授けられた寿命。天年。
定命(じょうみょう)「天寿を全うする」　　　　　　広辞苑より引用。

生から死まで授けられた命、生きている限り大切にしようと心の中でつぶやきました。義父も生と死の狭間で気持ちが揺れ動いていることでしょう。一言の重みが命取りにりますので口にチャックし、見守るのが最善の手段と肝に命じております。

ダリアを見ながらふとそんなことを
思いました。