日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

大腸ポリ―プ摘出、その後

2018-01-29 21:16:19 | 日記
 大腸にできたガンを摘出してから一ヶ月たち、二月八日に手術の結果説明を受けました。がんが他に転移しているかどうか心配していました。
「大丈夫。転移はしていません。しかし
検査はしましょう。五年経過し症状がでなければガンは消えたことになります。とりあえず来月血液検査にいらして下さい。」
ひと安心です。お医者さんの言葉を聞きながら思い浮かべるのはお酒のことでした。
「本日よりお酒解禁になるぞ!何にしようか?」目の前にボトルが次から次に浮かんできます。一時も早く帰宅してのどをうるおしたい。心の中でつぶやきました。その前に診察が終えたのがお昼どきです。無事を祝して乾杯ビールとおいしい海鮮丼を家内とともにいただきました。コップ一杯分
五臓六腑に染み込んでいきます。胃腸等が喜びの声を上げてます。
「兄弟。この味は久しぶりだな。うちの主人は調子こいてまた飲みすぎで元の木阿弥にならなければいいのになぁ。」
「ふざけるな君たち。あんな痛い思いは二度としたくない。自覚しているから大丈夫です。」
 その日の晩酌は芋焼酎「白霧島」のお湯割り一杯で終了です。それ以上は飲むことができませんでした。なぜならば、腹切り直後の激しい痛みが忘れられないからです。
 手術を担当した先生が私にいいました。
「患者さんの大腸ポリ―プははっきりいってお酒のの飲みすぎです。よく下痢していたでしょう。大腸炎の一歩手前でしたよ。おまけに脂肪があり患部に到達するまで大変でした。」手術時間が三時間の予定が倍の六時間かかったと家族から報告を受けました。ただ生きて帰れたことに感謝です。
 いかにして、お酒でポリープを育てたか
次回お話します。

手術後の楽しみ食事おあずけ

2018-01-21 12:46:49 | 日記
 退院して五日たちました。本来の食事からかけはなれています。好物の肉料理、揚げ物メニューは受け付けません。もちろんお酒を飲む気持ちもおこりません。原因は、胃酸がですぎでむせてしまうからです。特にかくれ酒やろうとするときに限り起こるようです。だから飲めません。傷あともじわりと痛みを感じさせてくれます。その先になると「しゃっくり」になやまされます。あまりに苦しいので、ネットで「しゃっくりの止めかた」検索し、実行したら効果てきめんでした。
方法は以下のとおりです。
 首だけを曲げる。次に息を20秒止める。 最後につばを3回飲み込む。
このとしで、最善のしゃっくりの止めかたを習得しなにか徳をした気分になりました。 

 思い出すのは、病気の食事です。一月十日手術終了、三日間点滴生活です。大腸ポリ―プ摘出手術でしたので食べることはできません。術後、腸が再度、くっつかないように点滴棒を杖がわりにして歩行訓練に励みます。その後は、息吹き30回です。写真が使用する器具です。確か3000円ぐらいしました。病院内売店で買いました。
訓練は廊下のはじからはじまで歩きます。初日は痛くて背筋をのばすことができないのでかがみながら歩きました。トレーにのっている食べ残しを横目でみながら、
つばを飲み込みながらリハビリに励みました。
 四日目についに看護士さんに直訴しました。
 「食事はいつから食べれますか?」
その日の昼からトレーがベッドのテ―ブルにおかれました。食事内容については改めて報告します。 

入院の原因

2018-01-20 19:08:50 | 日記
 一月九日入院、翌十日大腸ポリ―プの摘出手術を行いました。ポリ―プはがんステージ2と宣告されていました。大腸は内臓の中でも長いので、患部だけを切除すれば大したことはないと安心していました。しかし、手術後の談話では、脂肪の壁がお菓子のミレフィーユのように断層になっていて患部に到達するまで通常の手術時間の倍を要したと言われました。摘出されたポリ―プは家内と息子は実際に見ましたが、私はみていません。があまり気持ちのいいものではないと二人は申しておりました。
何たって腐った細胞の塊なので、妥当な感想だと思います。後は、がんが転移していないことを祈るだけです。

 病気の原因は飲み過ぎです。焼酎、日本酒、ビール、ウィスキー、ワイン何でも大歓迎でした。

 ある日の飲み方を綴ります。朝六時起床し、散歩を一時間、朝御飯が八時、その後、雑用を済ませ朝寝し、十時に目覚め、日曜競馬実況中継を聞きながら日刊競馬真剣に眺め投資するレ―スを決めます。
1レ―スから12レ―ス、すべてお付き合いしていたらお金がいくらあってもたりませんが4~5レ―スは購入します。午前のプログラムが終了、競馬は昼休みに入り自分は昼食でもちろん焼酎付きです。飲み方はストレートで一杯15ccです。最終レースまでに7~8杯いきます。そして夕食になりまビールでのどをうるおしワインで乾杯し寝酒を焼酎で締めます。

手術後、お医者様から言われました。
「お酒のチャンポンはいけませんよ。大腸炎で下痢の症状がかなりの頻度であったでしょう?」ずばり指摘されました。ポリ―プの状態から見た的確な診断は驚きの一言でした。

還暦を境に身体が主張し始めます。
「御主人様。人生120年時代ですよ。まだ道半ば私をもう少し大切にしなければ行き着くことができません。自制したらいかがですか?仏の顔も三度までですよ!」
まだ初回だから許してくれることと信じています。

退院三日過ぎましたが、お酒を飲む気持ちが起こりません。ふるさと納税で年末に焼酎、日本酒、ビールを注文し、並べてあります。退院祝いで乾杯予定でしたがいつになるやらわかりません。今も切開した右大腸のところがズキズキ痛みます。
 「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
 「腹八分目に医者いらず」
肝に命じて明日を迎えます。





 

友と酒とがん

2018-01-08 20:25:40 | 日記
 平成30年元旦、私の友人が72歳で黄泉の国へ旅立ちました。病名は肝臓がんです。
 クリスマスに、最後のお見舞いにいきました。入退院の繰り返しで、骨と皮だけになり、全身にがん細胞が転移、痛さに耐える姿を見て、声をかけることができませんでした。
   「大丈夫ですか?」
   「具合はいかがでしょうか?」
など言う言葉はくその役にもたちません。
肝臓病の人は末期になると黄疸がでます。頬はこけ、目は窪み、まるでミイラのようでした。それから10日あまりで亡くなりました。お酒が好きで自宅療養時も隠れ酒していたようです。酒で肝臓やられる人の共通点はつまみを食べない点です。実兄も48歳の働き盛り家族3人残して旅立ちました。自分は酒を飲みながらつまみますので生活習慣病の検査で、ここ数年必ずNGがだされていました。ついにつかまりました大腸ガン第二ステージで本日ポリ―プ摘出手術が待っています。
 友人は肝臓、私は大腸ともにがん。酒好きの宿命なのかもしれません。締め切り前のふるさと納税で下記の品物を注文してあります。
指宿焼酎720ml 3本 横手日350ml 5本
サッポロビール350ml 24本 
懲りない自分を反省し思わず苦笑いしてしまいます。おいしい仲間との再開夢みて
手術台に上がります。無事生還できますよう朝日にお祈りしました。
 

浅間神社で初詣

2018-01-05 20:35:05 | 日記
 1月4日(木)富士山麓にある浅間神社に初詣にでかけました。祀られている神様は、容姿美しい木花咲耶姫(このはなさくやひめ)です。初めて参拝してから十年過ぎ、現在、私は幸せな人生を過ごしています。ご利益がとてもあります。
 渋滞にまきこまれずに富士宮に到着しました。例年は混んでいて正面の鳥居から入ることができませんでした。今年は違い、正規のルートでお賽銭箱にいつもよりはやく到達しました。手を合わせて素直につぶやきました。
 「生かされて生きていることに感謝いたします。」
 並んでいる途中、素晴らしい木漏れ日が目に止まりました。すぐにスマホで撮影しました。
 昼食は、忍野八海です。山梨県名物ほうとう、それともつ煮込みにあゆの塩焼き、お銚子2本いただき大満足。
 今年も全てのことに感謝して暮らしていきます。しかし、1月9日に大腸ポリ―プの摘出手術で入院します。人生の折り返し、「還暦」過ぎれば体も手入れが必要、これも運命の流れです。大腸に愛をこめて少しの間オ―バ―ホ―ルして後半戦に歩を進めます。
 富士山も私の前途を祝福してくれ、素晴らしい構図をプレゼントしていただきました。

 ポリ―プに感謝して、富士宮をあとにした初詣でした。