今日の言葉
今までの僕の記録は、みんな耐えることで作られてきた。
王貞治
国境のない時代の終わりを告げるために現れたコロナウィルス、傲慢になった人間に対する天罰のような気がしてきました。「今だけ、かねだけ、自分だけ」というフレ-ズ、的を獲ています。自他共にというよりも、自分だけよければ、それでよいという自己中心的な思いが世の中を覆っています。
政府は、景気対策として、現金給付、商品券、消費税廃止等検討、一方、日本経済を担っている財務省はどのような対策を政府に授けるのでしょうか?
「政治の役割は二つある。一つは国民を飢えさせないこと、もう一つは戦争をしないこと」菅原文太氏が訴えました。経済破綻がもうじきやってきます。すると会社が倒産、従業員解雇、税収が上がらす、日本国破産という最悪の結末がくるかもしれません。新型肺炎騒動がなくても不景気でしたので、三文字の前に「マックス」がつきます。
不景気の原因は、たくさんありますが、今回は、「相対的貧困」について述べます。「『貧困率』とは収入から税金や社会保険料をなどを引いた『可処分所得』が全国民の中央値の半分に満たない人の割合のこと。日本においては、245万円(2015年)の半分、つまり可処分所得が年間122万円未満しかない人は『相対的貧困』となる。」現在、930万人います。消費税が10%になり、そして、コロナ禍で、今後、増え続けていきます。
現金給付の景気対策も、国民は束の間の喜び「焼け石に水」すぐに消えてしまいます。それよりも、国民一人当たりの収入を増やし、人並みに暮らしていける政策を立案実行することが最優先です。すぐに、できることは、会社の何百兆円内部留保を経営者、株主ではなく、従業員に配分すれば、収入が増え、貧困の泥沼から抜け出せます。景気が悪ければモノが売れなくなり売上が上がらなければ利益もでません。お金は動かさなければ、無用の長物で、使うためにあるのです。
昨日、午後6時から放映された安倍首相の会見視聴しましたが、3分たたずに消しました。いつものように美辞麗句をならべ、そこには、未来の希望としてきた反省の弁はなし、心を揺さぶられる言葉は皆無でした。