【陽気さこそすべての源泉】5658
無能唱元氏の心に響く言葉より…
「金離れの良い人」は魅力のある人であり、「ケチな人」は嫌われる、という非常に単純にして明快な真理がここにあります。
これはつまり、金を与えることによって、良き評判を買い取っていることになります。
ところが、これと同じ意味で、人々の自己重要感を高めてあげてやり、その代償としてお金、すなわち富を受け取る、というのも . . . 本文を読む
【なした者がなした結果を受け取る】5657
北川八郎氏の心に響く言葉より…
《釈尊がいう
播いた種に応じて果実を収穫する。
善い行ないをした人は、良い報いを得る。
悪い行ないをした人は、悪い報いを得る。 》
自分のしたことの結果は全部、自分にふりかかってくる。
他の人ではなく「なした者がなした結果を受け取る」というのがこの宇宙の法なのだ。
これは同じことをキリスト . . . 本文を読む
【イライラしないことが健康の秘訣】5654
小林正観さんの心に響く言葉より…
人間の血液は中性で、ペーハー7.0くらいです。
イライラしたり腹を立てたり、怒ったりすると、ペーハー6.8〜6.9くらいとなって酸性に偏り、尿酸が出ます。
その尿酸が白い結晶になって、矢じりのような先端があちこちに突き刺さり、体中が痛くなります。
つまりいつも不機嫌な人は、リウマチ、神経痛になりやすいよ . . . 本文を読む
【ゆるい場をつくろう!】5652
石山恒貴(のぶたか)氏の心に響く言葉より…
米国の社会学者であるレイ・オルデンバーグが第1の場所である家庭でもなく、第2の場所である職場でもない、とびきり居心地の良い第3の場所、サードプレイスを提唱したのは1980年代でした。
それから40年ほどが経過しようとしています。
そして今、日本ではゆるい場としてのサードプレイスが全国各地に次々と誕生してい . . . 本文を読む
【「中今」の精神】5650
神社本庁総長、田中恆清(つねきよ)氏の心に響く言葉より…
神道が他宗教と大きく違う点は超常現象や奇跡、ひいては理想郷を追い求める類の信仰ではないことです。
煎じ詰めると、「清く」「明るく」「正しく」「直(なお)く」 生きる道を説く「浄明正直(じょうみょう)」が根幹にあり、正しくあるための生き方を探求する宗教なのです。
この生き方を実践するには、今のた . . . 本文を読む
【まず面白がること】5649
宇野千代氏の心に響く言葉より…
この暮れで、私は満七十四歳になった。
年齢を聞くと、だれでも、何というおばあさんかと呆れる。
しかし、本人の私は、自分のことをおばあさんなどと思ったことは一度もない。
私は民謡の踊りを習っているが、自分の踊っている格好を鏡に映してみても、おばあさんが踊っているとは思わない。
この間、アメリカのシアトルで美容院を . . . 本文を読む
【他は是れ吾に非らず】5648
曹洞宗の尼僧、愛知専門尼僧堂堂長、青山俊董(しゅんどう)氏の心に響く言葉より…
《他(た)は是(こ)れ吾(われ)に非(あ)らず》
道元禅師は二十四歳で、さらに道を求めて入宋された。
天童山(てんどうざん)での修行のある日、炎天下で滝のように流れる汗をぬぐおうともせず、曲がった腰を杖で支えながら椎茸を干している老典座(てんぞ・台所を務める役の人)に会う。 . . . 本文を読む
【「了解です」という言葉】5647
順天堂大学医学部教授、小林弘幸氏の心に響く言葉より…
私はスポーツドクターとして、多くのトップアスリートと接してきましたが、「この人は成長するな」と思う人は、次の2つのタイプに分かれます。
(1)物事をはっきり口にする人
(2)何も言わずに、じっと耐える人
どちらのタイプにも共通して言えるのは、何かを言われた時、ひと言目に「了解しました」と言うこ . . . 本文を読む
【目立たぬよう、際立たぬよう】5646
松原泰道師の心に響く言葉より…
陰徳は、本来道家で説かれる徳目の一つで、人に知られないところで道徳行為を実践することです。
漢代の道家思想を中心に編まれた『淮南子(えなんじ)』という書物は、「陰徳あれば必ず陽報あり(人知れず善行を積んだ人は、必ず目に見えてよい報いに恵まれる)」と説きます。
仏教でも陰徳を積むことを「積徳(せきとく)」といい . . . 本文を読む
【どこがどう同じなのかを探す】5645
行徳哲男師の心に響く言葉より…
感性というのは等質性を持つんですね。
質を等しくする世界ですから、 違いは探さない。
ところが知性や理性というのは違いを探そうとします。
自分とあれはどう違うかと。
例えば私たちのような年寄りが若者を見る時に、違いばかりを探していたら 「今どきの若い者は......」とぼやくしかないでしょう。
若者に . . . 本文を読む
【財産としての年月】5641
渡辺和子氏の心に響く言葉より…
最近出合った言葉の一つで、深く心に残ったものがあります。
「私から年齢を奪わないでください。これは、私が年月をかけてつくった財産なのですから」
こういう、すてきな言葉が出せる人になりたい、また、こういうことがいえるような歳の取り方をしたいものだと、つくづく思ったことでした。
私自身も、実は、かつて次のようなことをメモに . . . 本文を読む
【陽気に楽しく生きること】5640
分子生物学者、村上和雄氏の心に響く言葉より…
プラトンの弟子であったアリストテレスは「ヒトは笑う動物である」という有名な言葉を残し、カントは「笑いとは緊張の緩和から来る」と言いました。
また、ニーチエは「笑いとは、地球上で一番苦しんでいる動物が発明したものである」「笑いは世の中を変革する武器の一つにもなる」とまで言っています。
こうした賢人たちが笑 . . . 本文を読む
【ていねいな言葉を使う】5639
外山滋比古(とやましげひこ)氏の心に響く言葉より…
こどもは敬語を知らない。
使えない。
ことばを知らないのだが、根本は、相手のことを考えないからである。
相手に気づかえば、当然、失礼なことばは使えなくなる。
その前の段階として、相手に不快な気持をいだかせたくないという配慮が必要であるが、こどもにそういう感覚が自然に生ずるのは難しい。
そこで . . . 本文を読む
【“ちいさな徳”を積む】5638
斎藤一人さんの心に響く言葉より…
私たち人間が心楽しく豊かに生きていくために、必要なものがいくつもあります。
たとえばお金がそう、仕事もそう、友だちもそうでしょう。
幸せに、豊かに生きていくには、いろんなものが必要なんだ、って、みなさん言いますよね。
ところが、意外と、うっかり忘れてしまいがちなものがあります。
それは何かというと、“ちいさな . . . 本文を読む
【一燈を提げて暗夜を行く】5636
今西恭晟(たかあき)氏の心に響く言葉より…
《一燈(いっとう)を提(さ)げて暗夜(あんや)を行く。
暗夜を憂(うれ)うること勿(なか)れ。
只だ一燈を頼め。 》
(言志晩録・佐藤一斎)
幕末の儒者・佐藤一斎に『言志四録』という名著があります。
四録とは、『言志録』『言志後録』『言志晩録』『言志耄録(てつろく)』の総称であり、右の言葉は . . . 本文を読む