【好きすぎてはダメ】5478
ひろゆき(西村博之)氏の心に響く言葉より…
以前に一度、ゲーム会社で働いたことがあります。
働くといっても、就職したわけではなくて、週に2回ほど顔を出す仕事です。
ゲーム会社にいると、たくさんゲームが置いてあって、「好きに遊んでいいよ」という状態です。
ゲーム好きならたまらない環境ですよね。
ただ、ゲームをしたことがある人ならわかると思うのですが、ゲームには面倒くさいパートがあります。
たとえばRPG(ロールプレイングゲーム)だと、地道にレベルを上げてようやく次に進めたり、試行錯誤して強い武器を手に入れて楽になったり、という浮き沈みがあります。
そうすると、その浮き沈みの沈んだ瞬間というのはおもしろくないので、ゲームが遊び放題の環境だと、次のゲームに関心が移ってしまいます。
そうして、「次を、次を」とやっていくうちに、どのゲームもおもしろくないという結末になってしまって、ゲームをする気が起きなくなってしまいます。
ゲーム好きでゲーム会社に入って、ずっと働いている人は、皮肉にもゲームをする暇がなくなるみたいです。
なので、そんなに好きじゃない仕事で8時間だけ働いて、 家に帰って趣味をする人のほうが、たぶん人生は幸せなのかもしれません。
ゲームと同じで、寿司が好きな人でも、毎日のように寿司を食べていたら、絶対に飽きるわけです。
つまり、幸せに感じる効用は、どんなに好きだと思っていても次第に減っていってしまうものです。
「お見合い結婚の加算方式」で物事を好きになることだってありますからね。
だから、好きなことを仕事にすればいいということを言う人がいますが、 究極をいえば、「好きすぎてもいけない」と僕は思っています。
そもそも、みんなが「おもしろい」「興味がある」と思っている分野は、給料が下がる傾向があります。
ゲームのプログラマーやイラストレーターもそうですし、テレビ業界も制作会社だと給料は安いです。
『無敵の思考』だいわ文庫
https://amzn.to/3LXzQMn
「お見合い結婚の加算方式」について本書にはこう書いてある。
お見合い結婚は、最初からそこまで好きじゃない、と期待値がもともと低い状態からスタートしている。
しかし、一緒にいるうちに、徐々にいいところが見えてきて、少しずつよくなっていくという加算方式。
恋愛結婚は相手が大好きというマックスの状態からスタートする。
しかし、一緒に暮らすうちにマイナスのところが少しずつ見えてきて、段々冷めていくという減点方式。
まさに、仕事も同じだ。
あまり好きすぎる仕事は客観的に見ることができなくなる。
人からの「頼まれごと」に価値があるのは、ここに理由がある。
矢沢永吉のこんな言葉がある。
「オレはいいと思うんだけど、矢沢がなんて言うかな」。
「好きすぎてはダメ」
どんなに好きなことも…
客観的に見ることができる余裕があるといい。
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以前に一度、ゲーム会社で働いたことがあります。
働くといっても、就職したわけではなくて、週に2回ほど顔を出す仕事です。
ゲーム会社にいると、たくさんゲームが置いてあって、「好きに遊んでいいよ」という状態です。
ゲーム好きならたまらない環境ですよね。
ただ、ゲームをしたことがある人ならわかると思うのですが、ゲームには面倒くさいパートがあります。
たとえばRPG(ロールプレイングゲーム)だと、地道にレベルを上げてようやく次に進めたり、試行錯誤して強い武器を手に入れて楽になったり、という浮き沈みがあります。
そうすると、その浮き沈みの沈んだ瞬間というのはおもしろくないので、ゲームが遊び放題の環境だと、次のゲームに関心が移ってしまいます。
そうして、「次を、次を」とやっていくうちに、どのゲームもおもしろくないという結末になってしまって、ゲームをする気が起きなくなってしまいます。
ゲーム好きでゲーム会社に入って、ずっと働いている人は、皮肉にもゲームをする暇がなくなるみたいです。
なので、そんなに好きじゃない仕事で8時間だけ働いて、 家に帰って趣味をする人のほうが、たぶん人生は幸せなのかもしれません。
ゲームと同じで、寿司が好きな人でも、毎日のように寿司を食べていたら、絶対に飽きるわけです。
つまり、幸せに感じる効用は、どんなに好きだと思っていても次第に減っていってしまうものです。
「お見合い結婚の加算方式」で物事を好きになることだってありますからね。
だから、好きなことを仕事にすればいいということを言う人がいますが、 究極をいえば、「好きすぎてもいけない」と僕は思っています。
そもそも、みんなが「おもしろい」「興味がある」と思っている分野は、給料が下がる傾向があります。
ゲームのプログラマーやイラストレーターもそうですし、テレビ業界も制作会社だと給料は安いです。
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「お見合い結婚の加算方式」について本書にはこう書いてある。
お見合い結婚は、最初からそこまで好きじゃない、と期待値がもともと低い状態からスタートしている。
しかし、一緒にいるうちに、徐々にいいところが見えてきて、少しずつよくなっていくという加算方式。
恋愛結婚は相手が大好きというマックスの状態からスタートする。
しかし、一緒に暮らすうちにマイナスのところが少しずつ見えてきて、段々冷めていくという減点方式。
まさに、仕事も同じだ。
あまり好きすぎる仕事は客観的に見ることができなくなる。
人からの「頼まれごと」に価値があるのは、ここに理由がある。
矢沢永吉のこんな言葉がある。
「オレはいいと思うんだけど、矢沢がなんて言うかな」。
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