
【静かで控えめな「内向型」の戦略】5086
ジル・チャン氏の心に響く言葉より…
「ちょっとおとなしすぎるよね」
職場であれ、学校であれ、私はしょっちゅうこんな言葉を耳にしてきた。
「あなたってすごく感じがいい(あるいは、頭がいい、しっかりしてる、ちゃんと結果を出す)んだけど、ちょっとおとなしすぎるよね!」(じつは前半の言葉はどれもほめ言葉じゃなく、最後の部分を言いたいだけ)
しかし、私が歩んできた道は、内気でもの静かな人たちが普通にたどる道とは、かなり異なっている。
私はずっとマーケティング関連の仕事をしてきた。
モノに限らず、人やコンセプト やプロジェクトも売り込んできた。
ある国のプロモーションを手がけたこともある!
こういう仕事を選んだせいで、私は内向型ながらも、人前に出ていくしかなかった。
さまざまな人たちと関係を築き、ときにはスポットライトを浴びることもあった。
私は大勢の人たちの前で、感じよく振る舞わなければならなかった......いつでも、 どんなささいなことでも、目的を果たすために。
ほとんどの場合、そういう役目は私の本質的な性格とは正反対だった。
私がいつもどうやって対処しているか、わかりやすい例を挙げよう。
イベントのたびに、私が会場に到着してまっ先に行うのは、化粧室の場所を確認することだ。
なぜかって?
会議やイベントに出席する前に、化粧室にこもって気持ちを落ち着かせるのだ。
私はイベントの3日ほど前から、朝から晩まで緊張してしまう。
録音や撮影やインタビューなどがある場合は、不安がいっそう強くなる。
いつものオフィスでのミーティングでさえ、上級スタッフに何か訊かれたりすると、 答えをちゃんと心得ている場合でも、頭が真っ白になってしまう。
訊かれたことに対して、的を射た、十分かつ完璧な回答を思いつくのは、会議の2日後くらいだったりする。
人びとは、私たちのことをたいていこんなふうに思っている。
内向型は考えすぎ。
すぐに気後れしたり、不安になったりする。
反応が遅すぎる。
内気で、無愛想で、チームプレーができない、などなど。
だが実際には、内向型と外向型が大きく異なる点は、元気を取り戻す方法にある。
内向型がエネルギーをチャージするには、ひとりになる必要があるのだ。
外向型とちがって、外的刺激によって元気を取り戻すことはできない。
内向型でも、マシンガントークを披露できる人や、どんな場合でも当意即妙の受け答えができる人や、バイタリティにあふれた人もいる。
だが一日の仕事をやり終えたあと、内向型の彼らが望むのは、自宅でのんびりと、 パジャマ姿でごろごろしたり、ネットフリックスを一気見したり、本を読んだりする ことなのだ。
『静かな人の戦略書』ダイヤモンド社
https://amzn.to/3wBndyK
著者のジル・チャン氏は台湾出身で、ある国際機関で20ヵ国以上にまたがるチームのマネージャーを務めています。
著作が米アマゾンのランキング1位になり、欧米のテレビ番組にたびたび出演しているような有名人です。
しかし、実際の彼女は、おなしくてはずかしがり屋で、無口で、コーヒーを買ったときのおつりがまちがっていても、言い出せないほどの人だといいます。
アメリカでは、自分から話しかけてこない人は、相手に興味がないのだと決めつけてかかる人も多く、前に出ないことで「過小評価」されてしまう傾向があります。
そこで、自分の特徴を生かし、様々なことを試しています。
たとえば、人前で話すとき(内向型の人はこれが苦手です)、声量を上げようとせず、マイクの音量を上げてもらう。
同様に、物事を冷静に分析するタイプの人は、へんに面白おかしくしゃべろうとしたり、ジョークを言ったりしないこと。
無理していると聞き手に分かってしまうからです。
そして、今まで行ったスピーチのなかで、とくに印象に残っているものや、うまくいったものを分析し、それを再現すべく練習し、周りの人にも聞いてもらい改善を重ねることだと言います。
人前でスピーチするのが苦手な人は多いものです。
そして、驚くほど多くの人が内向的であることに驚きます。
人前で一瞬たりともあがるようすもなく、堂々と話す人であっても、内向的な人は多くいます。
できればパーティーなどでも柱の陰にかくれていたいと思ったり、誰も知らないイベントへの参加を躊躇してしまったりする人であっても。
外向型全盛の文化の中で、内向型のひとたちも外向型になろうと、ついつい無理をしてしまいます。
しかし、ありのままの自分を生かし、静かで、控えめに、しかし、したたかに生き抜いていくことはできるといいます。
静かで控えめな「内向型」の戦略を身につけたいと思います。
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ジル・チャン氏の心に響く言葉より…
「ちょっとおとなしすぎるよね」
職場であれ、学校であれ、私はしょっちゅうこんな言葉を耳にしてきた。
「あなたってすごく感じがいい(あるいは、頭がいい、しっかりしてる、ちゃんと結果を出す)んだけど、ちょっとおとなしすぎるよね!」(じつは前半の言葉はどれもほめ言葉じゃなく、最後の部分を言いたいだけ)
しかし、私が歩んできた道は、内気でもの静かな人たちが普通にたどる道とは、かなり異なっている。
私はずっとマーケティング関連の仕事をしてきた。
モノに限らず、人やコンセプト やプロジェクトも売り込んできた。
ある国のプロモーションを手がけたこともある!
こういう仕事を選んだせいで、私は内向型ながらも、人前に出ていくしかなかった。
さまざまな人たちと関係を築き、ときにはスポットライトを浴びることもあった。
私は大勢の人たちの前で、感じよく振る舞わなければならなかった......いつでも、 どんなささいなことでも、目的を果たすために。
ほとんどの場合、そういう役目は私の本質的な性格とは正反対だった。
私がいつもどうやって対処しているか、わかりやすい例を挙げよう。
イベントのたびに、私が会場に到着してまっ先に行うのは、化粧室の場所を確認することだ。
なぜかって?
会議やイベントに出席する前に、化粧室にこもって気持ちを落ち着かせるのだ。
私はイベントの3日ほど前から、朝から晩まで緊張してしまう。
録音や撮影やインタビューなどがある場合は、不安がいっそう強くなる。
いつものオフィスでのミーティングでさえ、上級スタッフに何か訊かれたりすると、 答えをちゃんと心得ている場合でも、頭が真っ白になってしまう。
訊かれたことに対して、的を射た、十分かつ完璧な回答を思いつくのは、会議の2日後くらいだったりする。
人びとは、私たちのことをたいていこんなふうに思っている。
内向型は考えすぎ。
すぐに気後れしたり、不安になったりする。
反応が遅すぎる。
内気で、無愛想で、チームプレーができない、などなど。
だが実際には、内向型と外向型が大きく異なる点は、元気を取り戻す方法にある。
内向型がエネルギーをチャージするには、ひとりになる必要があるのだ。
外向型とちがって、外的刺激によって元気を取り戻すことはできない。
内向型でも、マシンガントークを披露できる人や、どんな場合でも当意即妙の受け答えができる人や、バイタリティにあふれた人もいる。
だが一日の仕事をやり終えたあと、内向型の彼らが望むのは、自宅でのんびりと、 パジャマ姿でごろごろしたり、ネットフリックスを一気見したり、本を読んだりする ことなのだ。
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著者のジル・チャン氏は台湾出身で、ある国際機関で20ヵ国以上にまたがるチームのマネージャーを務めています。
著作が米アマゾンのランキング1位になり、欧米のテレビ番組にたびたび出演しているような有名人です。
しかし、実際の彼女は、おなしくてはずかしがり屋で、無口で、コーヒーを買ったときのおつりがまちがっていても、言い出せないほどの人だといいます。
アメリカでは、自分から話しかけてこない人は、相手に興味がないのだと決めつけてかかる人も多く、前に出ないことで「過小評価」されてしまう傾向があります。
そこで、自分の特徴を生かし、様々なことを試しています。
たとえば、人前で話すとき(内向型の人はこれが苦手です)、声量を上げようとせず、マイクの音量を上げてもらう。
同様に、物事を冷静に分析するタイプの人は、へんに面白おかしくしゃべろうとしたり、ジョークを言ったりしないこと。
無理していると聞き手に分かってしまうからです。
そして、今まで行ったスピーチのなかで、とくに印象に残っているものや、うまくいったものを分析し、それを再現すべく練習し、周りの人にも聞いてもらい改善を重ねることだと言います。
人前でスピーチするのが苦手な人は多いものです。
そして、驚くほど多くの人が内向的であることに驚きます。
人前で一瞬たりともあがるようすもなく、堂々と話す人であっても、内向的な人は多くいます。
できればパーティーなどでも柱の陰にかくれていたいと思ったり、誰も知らないイベントへの参加を躊躇してしまったりする人であっても。
外向型全盛の文化の中で、内向型のひとたちも外向型になろうと、ついつい無理をしてしまいます。
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