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好奇心とクリエイティブ思考 人の心に灯をともす 5845より 写真はMさんのプレゼントです(*☻-☻*)ありがとうございますm(__)m

2025年04月10日 | 

【好奇心とクリエイティブ思考】5845


スコット・バリー・カウフマン氏の心に響く言葉より…


好奇心が強い人は、想像力が旺盛で、洞察力やクリエイティブ思考に優れ、美的感覚が鋭く、思考や知性が豊かな傾向にある。そして、思考や感情や感覚や空想といった内なる世界をひたすら探求する一方、外の環境から絶えず新しい情報を見つけ出し、それらの意味を理解しようとする。 好奇心は、きわめて複雑で多面的なものであり、人によって表出の形はさまざまだ。 


数学や科学やテクノロジーの難問を解くことへの情熱であったり、貪欲なまでの学習意欲であったり、壮大なスケールの疑問を抱いて人生の意味を探す傾向であったり、あるいは音楽や芸術に対する情熱として表出することもある。


先見の明あるテクノロジー関係の起業家、世界を股にかける旅行家、スピリチュアリティの求道者、あらゆる分野のアイデアマンは、みな好奇心が強い。著者スコットが博士論文のために行なった研究では、この好奇心には、少なくとも三つの形があることがわかった。 


まず「知的好奇心」は、真実の追究、問題解決への情熱、考えに没頭したいという衝動を特徴とする。次に「情動的好奇心」は、心の奥底にある感情の探究と関係があり、直感や感情、共感、思いやりによって意思決定する傾向とつながっている。 三つ目として、「美的好奇心」の強い人は、空想や芸術の世界を探求したいという衝動が強く、美しいものに没頭しやすい。 


知的好奇心は、科学の世界でのさまざまな業績に影響するが、情動的好奇心や美的好奇心は、芸術に強く影響する。 著者スコットはこの研究を通じて、好奇心についてもう一つ興味深い発見をした。


それは、知りたい、見つけたいという好奇心の有無は、認知的能力(いわゆる知能指数)の高低よりはるかに仕事の質に影響するということだ。さらに、想像、感情、美に重きを置く、「美的好奇心が強い人」は、知能指数の高い人や拡散的思考(一つの問題に対して多くの解決法を探し出す能力)が優れている人より、はるかに優れた仕事を成し遂げる傾向にあった。クリエイティブな仕事ができるかどうかは、知能指数を見るより、好奇心と、未知の経験にどのようにかかわろうとするかの方があてになるようだ。


これは、どんな形であれ「未知のものを探求したいという欲求」が、クリエイティブな仕事につながる最も重要な人格の特徴であることを示唆している。

たしかに、旺盛な好奇心を備えた人は、真実、美、新しさ、奇抜さを求めてアイデアや感情を掘り下げようとするだろう。その根っこにあるのは、新しいものに触れたいという強い欲求だ。


『これからの時代に求められる「クリエイティブ思考」が身につく10の習慣』大和書房

https://q.bmd.jp/91/119/3649/393


好奇心には「知的好奇心」と「情動的好奇心」と「美的好奇心」の3つがある、という。


■「知的好奇心」とは向上心のことでもある。齋藤孝氏は「かつて向上心を持っていて、いまは向上心がなくなった人というのは、“知的好奇心の矢”が飛び終わった人である。」という。つまり、「この人はもう終わったな」という情熱のなくなった人。死ぬまで知的好奇心を持って学ぶことをやめず、自分を磨き続ける人のことだ。


■「情動的好奇心」とは感性のことだ。いくつになっても、「ワクワク、ドキドキする心」「感動すること」「驚くこと」「上機嫌でいること」「冒険すること」等々の、みずみずしい感性を忘れないということ。理性や理屈ばかり強くなると、感性は鈍くなる。つまり、頭ばかり磨いてきた人は、感性が摩耗して、「相手を思いやる気持ち」や「情」が薄い。そして、感性が鈍い人は行動も鈍い。


■「美的好奇心」とは、美意識のこと。日本人には固有の美意識がある。その多くは、剣道や弓道や柔道といった武道や、茶道、華道、といった「道」において、連綿として伝えられている。武道では、型や動作における無駄のない美しさだけでなく、「卑怯なことはしない」「惻隠(そくいん)の情をもつ」「弱いものいじめはしない」「恥を知る」「私よりも公を重視する」という武士道的価値観や美意識が重要視される。また、茶道においては「侘(わ)び」「さび」という感性、あるいは「禅」に通じる深い精神性がある。この美的好奇心には限りがない。そして、なにも芸術家でなくても、追い求めることができるものだ。



いくつになっても・・・


好奇心を忘れない人でありたい。



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